サービスエリアで子どものようにはしゃぐ
クラスメイトが呑気で わたしも笑う
弟がいたなら こんな感じかも
愚かしいところが とても似てる

出典: Orphans/作詞:高城晶平 作曲:橋本翼

「クラスメイト」という表現から、「わたし」は学生であることがわかります。

火曜は授業があるはずなので、サボったのでしょう。そのことに対して「わたし」は少し罪悪感を感じているのだと思います。

授業をサボると、「今頃みんなはいつもどおり授業を受けている」と想像してしまって頭から離れないものです。

しかし、クラスメイトはサービスエリアではしゃぎだすほど呑気なので、思わず笑ってしまいます。

その様子を見て、「わたし」はクラスメイトのことをのように愛らしく感じています。

あの子を姉のように感じる「僕」

休んだあの子は海みて泣いてた
クラスメイトの奔放さが ちょっと笑えた
姉がいたなら あんな感じかもしれない

別の世界で

出典: Orphans/作詞:高城晶平 作曲:橋本翼

今までは「わたし」目線でしたが、ここでは「僕」の目線に変わっています。

「僕」は学校に来ましたが、「あの子」は休んだようです。それにより、昨日の「あの子」のことを思い出しています。

「あの子」は海を見て泣くほど、繊細で物憂げな様子だったのでしょう。

そのような大人の雰囲気に比べて、クラスメイトはとても子供っぽく見えます。

それにより、別の世界があってがいたら「あの子」のような人かもしれないと想像しています。

この歌詞の世界観が白夜の「異なる世界」でありながら、ここでさらに「別の世界」と入れているのが面白いです。

「別の世界」の「別の世界」は私たちが暮らすこの世界なのかもしれません。

あぁ 神様の気まぐれなその御手に掬いあげられて
あぁ 僕たちは ここに いるのだろう

出典: Orphans/作詞:高城晶平 作曲:橋本翼

姉のように感じる人は、もしかすると別の世界では本当に姉なのかもしれません。

すべては「神様の気まぐれ」によって、他人としてこの世界にいるのではないかと感じています。

このような考え方は、こだまの私小説の影響をとても感じます。

コード譜はこちら

『Orphans』のコード進行はほぼ繰り返しです。経過音などは、音源を聴きながら確認してみてください。

ただ、同じコードであってもメロディーが違うのでメリハリをつけて演奏するようにしましょう。

参考となるコード譜を下記に記載します。

A♭M7 Gm7 Fm7 B♭9sus4 E♭M7
終日 霧雨の薄明かりが包む 白夜の火曜
A♭M7 Gm7 Fm7 B♭9sus4 E♭M7
気が狂いそうなわたしは家出の計画を実行に移してみる

出典: Orphans/作詞:高城晶平 作曲:橋本翼

A♭M7 Gm7
サービスエリアで子どものようにはしゃぐ
Fm7 B♭9sus4 E♭M7
クラスメイトが呑気で わたしも笑う
A♭M7 Gm7
弟がいたなら こんな感じかも
Fm7 B♭9sus4 E♭M7
愚かしいところが とても似てる

出典: Orphans/作詞:高城晶平 作曲:橋本翼

MVをチェック

『Orphans』のMVceroの演奏と風景が交互に流れる映像です。監督はVIDEOTAPEMUSICが担当しています。

控えめに言っても、とてもおしゃれで格好良いです。

今回は、cero名曲である『Orphans』について紹介しました。

サウンド・歌詞MVのすべてがよく合っていますので、この曲がきっかけでceroのファンになるという方がこれからも増えていきそうですよね。

もっとceroのことを詳しく知りたいという方は、下記の公式サイトをぜひチェックしてみてください。

cero公式サイト。2004年結成の高城晶平、荒内佑、橋本翼の3人からなる東京発ポップバンド。


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