【青春ライン/いきものがかり】最初は野球ソングだった！？歌詞を解説！『おおきく振りかぶって』OP曲！

野球ソングといえば、皆さんはどんな曲を思い浮かべますか？

野球ソングと一口に言っても、野球漫画の曲や応援ソング、夏の高校野球に関わる番組のテーマや開会式の入場曲など、様々あります。

何を隠そう筆者は、元々、高校球児でした。

なので、筆者としては、秦基博の「Halation」や、岩崎宏美の「タッチ」などが思い浮かびます。

このように、きっと夏の高校野球に関わるような楽曲を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

今回は、そんな数ある野球ソングの中でも野球漫画のOP（オープニング）曲として有名ないきものがかりの「青春ライン」をピックアップして紹介していきます！

まずは、「青春ライン」の基本情報に触れていきます。

「青春ライン」は、2007年8月8日にリリースされた6枚目のシングルです。

このシングルは、両A面シングルになっており、もう1曲には「夏空グラフィティ」が収録されています。

「青春ライン」はもちろんのこと、この楽曲も爽やかでポップ。夏を感じる1曲になっています。

それもそのはず、「夏・海・太陽」をテーマにしていて、スタンダードな夏ソングを作ろうと制作されたそうです。

この楽曲は、コカ・コーラ「アクエリアス ビタミンガード」のCMソングに起用されていたので、耳にしたことがある人も多いはずです。

このタイアップもあってか、好セールスを残しており、オリコンチャートでは10位を記録しています。

ちなみに、この先、2014年にリリースされた「熱情のスペクトラム/涙がきえるなら」まで、シングルは常にオリコンで10位以内を記録しているというのだから驚きです。

それほど、キャッチーでポップで、多くの人に受け入れられる楽曲を生み出していたんですね。

そして、この「青春ライン」は、思い切り「野球」を意識して制作されたそうです。

歌詞は、後ほど解説していきますが、読んでみると「野球に焦点を当ててるのかな？」と疑問を持ってしまうような内容になっています。

しかし、これにはちゃんと理由があるのです。

というのも、この楽曲を作詞・作曲した水野良樹は大の野球好きだったために、歌詞の内容が野球に寄りすぎてしまっていたそうです。

それを見かねたディレクターが意見をしたことで、現在の歌詞に書き直されました。

自分の意見ばかりを押し通さず、ちゃんと世間で受け入れられるように楽曲を作りこんでいけるところはさすがですね！

だからこそ、いきものがかりは多くの人に受け入れられているのではないでしょうか。

そんな「青春ライン」は、2008年2月13日にリリースされ2枚目のアルバムである「ライフアルバム」の4曲目に収録されました。

オリコンチャートでは初登場2位を記録し、シングルとアルバムを通して初めてのトップ3入りしたことで、名実ともにいきものがかりが認められた1枚ではないでしょうか。

シングル作品としても、「夏空グラフィティ」、「茜色の約束」、「花は桜 君は美し」が収録され、筆者が大好きな名曲を数多く揃えた代表的なアルバムになったことは間違いないでしょう。

それでは、次に冒頭で紹介した野球漫画のオープニング曲としての側面に触れていきましょう！

「青春ライン」は、テレビアニメ『おおきく振りかぶって』の第1期（第14話 - 第25話・特別編）のオープニングテーマに起用されました。

元々、野球ソングとして制作されたのには、これも関わっているのではないでしょうか。

また、初回仕様限定盤には、このタイアップにちなんで「『おおきく振りかぶって』描き下ろしワイドステッカー」と「特製『おお振り』野球カード"いきものがかりバージョン"」が特典として付属しました。

ちなみに『おおきく振りかぶって』は、『月刊アフタヌーン』に連載されているひぐちアサによって描かれた漫画です。

「青春ライン」が起用されたテレビアニメ版の第1期は、2007年4月から約5ヶ月の間で放送されました。

内容としては、原作の単行本8巻までの物語になっています。

筆者も愛読している漫画で、三橋 廉という臆病で暗い性格の男の子（ピッチャー）が主人公で、新設野球部を抜群のコントロールで勝利へと導いていくストーリーになっています。

高校野球独特のチームメイトとの熱い友情や対立はもちろんのこと、試合の内容が事細かに描写されていることが特徴で、野球経験者もそうでない人も楽しめる内容が魅力として挙げられます。

それでは、次にいよいよ「青春ライン」の歌詞を見ていきましょう！