15thシングル「エコー」
カセットテープ限定発売
昨今はデジタル音源が普及し、なかなかCDが売れない時代になりました。
DVD付きの初回限定版や限定グッズ付きCDなどの販売がよく見受けられますよね??
他にもCDの発売日前にデジタル配信を始めたり、もはやCDは発売せずにデジタル配信限定にするアーティストも多くなりました。
そんな時代にも関わらず、ユニコーンは「エコー」をカセットテープ限定で発売しました。
昔はカセットテープを再生する機器が家庭に一つはあったかもしれませんが、今は持っている方のほうが少なそうですよね……。
アナログ感が溢れる楽曲は、ラジオで流れる際もカセット音源が使用されていました。
カセットテープで発売されたことにより、どこか懐かしさを感じることができる魅力的な作品となっています。
CDの発売は無いの?
「エコー」はカセットテープ限定発売なので、発売当初はCDもデジタル配信もありませんでした。
しかし、それだとカセットテープを聴ける機器がないと「エコー」を聴くことができませんよね……。
でもご安心ください!!
ユニコーンのアルバム『ゅ 13-14』に「エコー」が収録されています。
『ゅ 13-14』はCDでも発売されていますし、デジタル音源もあるのでカセットテープが聴けない人もバッチリ聴くことが出来ますよ!!
ちなみにカセットテープやアナログレコードもあるので、よりアナログ感を楽しみたい方は是非♡
「エコー」のPV
ドラマ主題歌にもなった「エコー」
『重版出来』主題歌
楽曲「エコー」は、黒木華さん、オダギリジョーさんらが出演していたドラマ『重版出来』の主題歌に起用されました。
本が初めて発売される時に印刷されたものを“初版”といいます。その初版では足りないくらい売れた本には“重版”がかかり、追加で発売されたりします。
重版がかかることは、作品が多くの人に読まれている証でもあり、その作品に関わった人にとって、すごく嬉しいことです。
ドラマ『重版出来』では漫画編集部を中心に、その漫画が作品として世に出るまでの過程と苦悩が描かれています。
一つの漫画が出版されて本屋さんに並ぶまでって、わたしたちが想像しているよりもたくさんの人が時間をかけて思いを繋いでいます。
漫画家やそれを手伝うアシスタント。そして担当編集者や営業。本を印刷する印刷業者や実際に本を売る人。
いくら漫画が面白くても売れないものは売れない……。関わる人の連携次第で人気が左右するんだとドラマを見て初めて知りました。
そんなドラマの終盤でかかる楽曲「エコー」が主人公の思い悩む気持ちや、前に進もうとして燃える姿にとてもマッチしています。
「エコー」とは“反響”や“繰り返す”という意味があります。
“やまびこ”とかって自分の声が山に反響してそのまま返ってきますよね!!
あるものを繰り返したり、反響したりすることが、初版が重版になる様子になんとなく似ている気がしませんか?
「エコー」の歌詞
頭に鳴り響く大事な言葉
わりと昔からためといて
たまに読み返す頭ん中
その言葉は言葉には
エコーがついてる
出典: エコー/作詞:奥田民生 作曲:奥田民生