夜に会いたい大人な男
海なんか しばらく行ってない
出会うならば ネオンの街がいい
日焼けしても 似合わないような
彼らしい大人の匂いがする
出典: サンダルじゃできない恋/作詞:秋元康 作曲:Atelier LadyBird
海のデートは元気いっぱいの若々しいイメージがあります。
対してネオンの街とは、夜のデートのことでしょう。
しっぽりと大人の雰囲気があります。
彼はアウトドアを楽しむような、やんちゃなタイプではないようです。
もうそんな子供じみた遊びは卒業した大人な男性です。
彼とは太陽の下でキャッキャッと遊ぶのではなく、夜の街でしっとりと過ごしたい…。
そんな気持ちをあらわしています。
「大人の匂い」とは、彼が醸し出している雰囲気そのものを指しています。
彼には落ち着いた大人の魅力があるのでしょう。
彼の手つきに萌える♡
ネクタイ緩める手つきが
セクシーに見えるのは 何故なんだろう
出典: サンダルじゃできない恋/作詞:秋元康 作曲:Atelier LadyBird
年上の男性に惚れている女子から「わかる~♡」という声が聞こえてきそうです。
ネクタイをしているということは、スーツを着ている社会人なんですね。
くいくいっとネクタイを緩める手先…。
女子はそんな大人な男性を感じるしぐさに、ドキドキしてしまうのです。
あご髭を触るしぐさとか、コーヒーカップを持っている指先の感じとか。
些細な場面なのに、なぜか男の色気にキュンキュンしちゃうんですよね。
背中のファスナー下ろすのを
想像させるその指先が 誘っている
汗ばむ熱帯夜
出典: サンダルじゃできない恋/作詞:秋元康 作曲:Atelier LadyBird
背中のファスナーを下ろすしぐさからは、華麗にリードする大人の男性を想像させます。
ちょっと女子が憧れるシーンですね♡
そして、彼の指先にドキドキしている女の子は、ちょっとセクシーな想像もしちゃっています。
「キレイな手だなぁ」「かっこいいなぁ」と思っていると、想像がどんどん膨らんでしまいます。
そして夏の暑さで火照った体が、さらに気持ちを高揚させていくのです。
パンプスを履く大人な女性になりたい!
サンダルじゃできない恋
パンプスに履き替えて 抱かれましょう
出典: サンダルじゃできない恋/作詞:秋元康 作曲:Atelier LadyBird
サンダル=海。
海で遊んで喜んでいるような女の子では、できない恋だということです。
パンプスを履いて、年上の彼に似合う女になろうとしているんですね。
背伸びをしてキスしたい!
キスするときくらいは
少しだけ背伸びしたほうがいい
出典: サンダルじゃできない恋/作詞:秋元康 作曲:Atelier LadyBird
背伸びをしてキスをする行為からは、大人な女性をイメージさせます。
自分から彼の唇に近づくのですから、かなり積極的ですよね。
「恥ずかしい」「どうしたらいいわからない…」と彼任せの態度ではダメだということでしょう。
キスにはまだ慣れていないのに、それを感じさせないように少しだけ背伸びをする…。
そんな健気な恋心も見え隠れしています。
大人になることに焦ってる
Ah そんなに せかさないでよ
美しい脱ぎ方をしたいから
もっと時間が欲しいの
夢を見るように
ゆっくりと愛し合いたい
出典: サンダルじゃできない恋/作詞:秋元康 作曲:Atelier LadyBird
大人な彼と行きつく先は、セクシーなあれこれもあるのでしょうか…。
直前の歌詞では、セクシーな想像をして期待をしている様子もありました。
しかしいざとなると、大人な彼に焦っていることがうかがえます。
なぜなら、大人な恋愛に慣れていない女の子だと思われたくないからです。
失敗して彼にガッカリされたくないからです。
大好きな彼の前では、カッコよく色っぽく見せたいのが女心なんですね。
一方で、大人になっていく自分を惜しむ気持ちもあります。
だって、大人になったらもう戻れませんから。
サンダルを履いているキャピキャピした女子が、羨ましく思うこともあるかもしれません。
だからこそ、もっと時間をかけてゆっくり大人になりたいと思っているのでしょう。