『ありがとう』はアルバム「花鳥風月」に収録
ロックバンドであるレミオロメンの楽曲『ありがとう』は、アルバム「花鳥風月」に収録されています。
レミオロメンにとって5作目のオリジナルアルバムである『花鳥風月』は、2010年3月にリリース。
『花鳥風月』は、CD版・CD+DVD版・CD+DVD+GOODS版の3種類が発売されました。
こちらのアルバムには当時すでにシングルとしてリリースされた3曲に加えて、アルバムへ新収録となる9曲を収録。
この9曲の中の1曲が『ありがとう』です。
『ありがとう』はNHK「みんなのうた」で放送
『ありがとう』はNHKの番組「みんなのうた」で2010年2月から3月に放送されました。
「みんなのうた」はNHKの5分間の番組。
2017年の今年で、放送開始から56年になる長寿番組です。
近年は童謡だけでなく、宇多田ヒカルさんやAKB48など大物アーティストも楽曲を提供していることでも知られています。
「ありがとう」の動画をWEBで見ることはできませんが「NHK みんなのうた DVD-BOXⅡ [DVD]」に収められています。
「みんなのうた」は定期的に再放送を行っています。
「みんなのうた」公式HPからはリクエストを送ることもできるので、映像を見たいという人はぜひリクエストしてはいかがでしょうか?
レミオロメン『ありがとう』の背景
レミオロメンとは、ボーカル・ギター担当の藤巻亮太さん、ベース・コーラス担当の前田啓介さん、ドラム・コーラス担当の神宮司治さんで構成される3人組のロックバンドです。
2004年リリースの『3月9日』や、2005年リリースの『粉雪』でその名を目にすることが多いですね。
2012年、レミオロメンはバンド活動を休止することを発表し、それ以降メンバー3人はそれぞれ音楽活動をしています。
しかし、2017年に発売された藤巻さんのソロアルバム『北極星』には、前田さんと神宮司さんも参加。
レミオロメンの再始動に期待が高まりますね。
『ありがとう』の編曲とプロデュースには、スウェーデン在住の音楽プロデューサー・トーレ・ヨハンソンさんが参加しています。
これまでに、レミオロメンの15thシングル『恋の予感から』のプロデューサーも務めました。
『ありがとう』の終盤に入っているコーラスにはトーレさんのお子さんが参加しているそうです。
"小さな幸せ"への『ありがとう』が込められた歌詞
楽曲『ありがとう』には、身近にある"小さな幸せ"へ"ありがとうという気持ち"が込められていると言われます。
それでは、レミオロメンの歌う"身近な幸せ"への『ありがとう』とはどのようなものなのでしょうか?
歌詞を読み解き、一緒にその世界観を体感しましょう。
①人は「単純な生き物」
愛する人がどんどん増えてく
それって素敵な事ね きっと人生
宝物なんだ
愛する人の笑顔が見たくて
からまって勘違いで頑張って
単純な生き物
出典: ありがとう/作詞:藤巻亮太 作曲:藤巻亮太
年を重ねていろんな出会いと別れを繰り返し、いつしか自分の周りに愛する物や愛する人がどんどん増えていく。
人の生とはそういうものかもしれません。
人は環境に慣れてしまうものだから普段は気にも留めていないかもしれないけれど、それってみんな"宝物"ですよね。
愛する人に笑顔になって欲しいが為に、相手の心情を憶測して、勘違いして、自分がつらい思いをしながらも頑張ってしまう、というのも人というもの。
人とはなんていじらしく、単純な生き物なのでしょうか。