『傘がない』私論――なぜこの楽曲は世代を越えて愛されるのか?
ただの世代論で語るのなら、この楽曲は1972年の時代背景が薄れた今、懐かしのメロディとして存在するだけです。
それが時代を超えて歌い継がれるのはなぜでしょうか。
時代は変われど、普遍的な真理みたいなものをこの曲は歌っているからにほかならないのではないでしょうか。
社会不安と自分が抱えている不具合な事情のあまりにも大きな不均衡さ、この曲の持つ何とも言いがたい虚無感や虚脱感は、時代を超えて心に染みるのかもしれません。
おわりに・・・・・・
いかがでしたか。『傘がない』は明るい歌ではありません。それこそ勇気付けられもしないし、そもそもそうしたことを意図していません。 しかし、自分の言いたかった言葉や心情が、力まず吐露されているように感じます。
オリジナルの『傘がない』の持つ世界観に、まずは浸ってみてはいかがでしょうか。
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