大人になるにつれて辛いことは増えて、泣いてしまうこともあるかもしれません。
しかし、子供の頃一緒だった友達の記憶の中では、「私」は昔と変わらない笑顔で居続けることができます。
そして、曲の主人公の記憶の中にも、同じように笑顔のままの変わらない「あなた」がいるのでしょう。そして時に、その笑顔が心の支えになることもあります。
そんな笑顔を時々思い出しあえる関係。離れ離れで会えなくても、これもひとつの友情の形ではないでしょうか。
心の奥の消えない記憶
怖がりで優しいから 怒った事は何度もない
その中の一度をあの時くれた事 震えていた声
知らない空に一番星 謎々が解った日
見つけたよ とても温かいもの 決して無くならない目印
出典: 友達の唄/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
「怖がりで優しい」というのは、のび太を表していると分かる表現ですね。
そんなのび太がめったに見せない怒りを作中で露にしたのは、リルルが一方的にのび太たちを切り捨てて孤独になろうとしたときでした。
友達が大切だからこそ、時にはその友達のために怒る。その怒りの裏には優しさが垣間見えます。
だからこそ、歌詞では怒ったことを「くれた」と表現しているのでしょう。
ひとりに怯え 迷った時 心の奥 灯りに気付く
そうかあなたは こんなに側に
どんな暗闇だろうと 飛んでいける
今 私が泣いていても あなたの記憶の中では
どうかあなたと 同じ笑顔で きっと思い出してね
出典: 友達の唄/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
直接近くにはいなくても、心の奥に灯りを灯すようにずっと側にいてくれる友達は、これ以上なく心強い存在です。
「あなた」という存在が心の中にいてくれることで、先が見えない道のりでも進む勇気が出ることもあります。
ずっと友達
忘れないよ また会えるまで 心の奥 君がいた場所
そこで僕と笑ってること教えてあげたいから
信じたままで会えないままで どんどん僕は大人になる
それでも君と笑っているよ ずっと友達でしょ
出典: 友達の唄/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
離れていても支えあえる友達同士。
会えなくてもお互いを信じながら、やがて月日は流れどちらも大人になっていきます。
それでも心の中の笑顔は変わることはありません。そして、二人がずっと友達だという事実も変わりません。
まとめ
主題歌となった映画のストーリーが色濃く反映された「友達の唄」の歌詞。
しかしそこに綴られている言葉は、映画を知らない人でも共感できる友情の物語として響きます。
今は側にいなくても時々思い出す、そんな昔の友達を思い浮かべながら聴いてみてください。きっと、その人にちょっぴり会いたくなりますよ。
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