【超特急/ゆず】駆け抜けた日々を振り返る一曲！歌詞に込められた想いとは…？「あいのり」主題歌！

まずは、導入部分です。

印象的なフレーズから始まっていく導入部分。

過去の自分を振り返る言葉に、タイトルになっている「超特急」という言葉が合わさっています。

一体、これはどんな意味を持つのでしょうか。

ここでは振り返った自分の人生を表現しています。

まず「見えない事」というのは、「夢」を表現しているのではないでしょうか。

理想や夢は目に見えるものでもないし、追いかけても簡単に掴むことができるものでもありません。

そんな中で、日々に疲れ、今の自分が改めて何を考えているのか問いを投げかけます。

その答えは「帰る場所なんてない」。

これは、ゆずの2人がデビューしてからここまでの道のりを物語っているように感じます。

ストリートライブからメジャーデビューを果たし、怒涛のように過ぎ去ってきた時間の中で、彼らは何を目指し、何を追いかけているのかも分からなくなったこともきっとあるでしょう。

しかし、今は支えてくれるファンが全国にたくさんいます。

それを考えると、後戻りもできないし、突き進んでいくしかないのです。

そんな決意を感じる歌詞になっています。

これを踏まえてサビの歌詞を見ていきましょう。

再び出てきた「超特急」という言葉。

これは、ここまでの怒涛のように過ぎ去ってきた時間を表現していることが分かります。

ストリートライブ時代に思い描いていた自分たちと今とを比べてみて、そのギャップに葛藤を覚えているようにも感じます。

「メジャーデビューするんだ」と意気込んで、追いかけてきた想いは、メジャーデビューしてからの色んな縛りによって、どんどん忘れ去られてしまっているようです。

実は、すごく皮肉のこもった歌詞なのかもしれません。

しかし、デビューしてしまえば歌っていくことは立派な仕事になります。

みんなの期待を背負い、周りのスタッフを養っていくことも必要なのです。

そんな中で、どんどん自分の意見を言えなくなっている、そして、またルールに縛られているのではないでしょうか。

そんな鬱憤が溜まっているのを、ここの歌詞から感じます。

仕事として社会で上手くやっていくには、必要なことかもしれませんが、言いたいことは言いたいという心の叫びが表現されている歌詞になっています。

そして、これからは過去は振り払ってそんな心の叫びに、また、自分の本当の声に従って進んでいこうという気持ちが語られています。

そして、メジャーデビューによって知った音楽業界のリアルな世界をそのまま鵜呑みにした自分をも皮肉っていきます。

そして、最後のサビです。

再び「超特急」という言葉が出てきます。

ここでは、これからの日々を過去は振り返らずに自分らしく進んでいきたいという想いが込められているように感じます。

自分が今いる環境の「光と影」、つまり良い部分も悪い部分も受け止め、過去は振り払って前向きに歌っていこうという締めくくりになっています。

いかがでしたか？

「超特急」の歌詞は、ゆずの2人がデビューしてから怒涛のように過ごしてきた日々に感じた葛藤を皮肉るような内容になっていました。

彼らにも葛藤があったように、誰だって日々、理想や夢とのジレンマを感じながら生きているのではないでしょうか。

それでも毎日を全力で駆け抜けながら、みんな生きています。

しかし、時には立ち止まることも必要で、振り返ることでまた方向を見定めて前に進んでいくことができるはずです。

悩んだり、迷ったりするのはみんな一緒です。

そんな時に、「超特急」はきっと背中を押してくれるのではないでしょうか。

ぜひ、ゆずの「超特急」を聴いて、前向きな気持ちで日々を進んでいきましょう！