After the Rain【恋の始まる方程式】歌詞解説！恋に落ちたのはいつ？正解に気づいた時には…

慣れない感情に戸惑っていた主人公は、とある答えにたどり着きます。

それは、シンプルかつ揺らぐことのない答えです。

学校での何気ない一場面を回想しています。

何気ないことなのに、なぜか胸の高鳴りを感じてしまう…。

恋に落ちている自分を認識した瞬間でした。

でも恋に落ちたのはずっと前といっていますね。

先ほどの、振り向き際の君と出逢った春先の日でしょう。

自分の中で否定し続けて来た恋心は、抑えきれないくらいに育ったのだと思います。

数学であれば、教科書に問題の解き方が記してあります。

でも恋は同じようにいかないですね。

展開は何通りだってあるし、正解もいくつもあります。

様々な要素が組み合わさり、一度たりとも同じ瞬間を経験することはできません。

だからこそ正解は自分の力で導き出す必要があります。

主人公はどのような答えを導き出すのでしょうか…？

なぜかずっと心の中で鮮明に蘇る、君との思い出…。

主人公は「自分が恋に落ちた」という事実を認識できずにいました。

数学のように綺麗に清算できない、未知の感覚に戸惑っている印象でしたね。

でも、最後にシンプルな答えを導き出すことができました。

君が好き。

その事実を受け入れることができたのです。

素直に愛情を肯定できるようになった主人公。

あとは…君へと想いを伝えるだけですね。

この先2人の関係性はどうなるのでしょうか？

それを明らかにしないのが、After the Rainらしい恋の楽曲といえます。

After the Rainの「恋の方程式」をご紹介しました。

いかがでしたか？

まふまふの生み出す歌詞の世界感は考えさせられるものがあります。

人の持つ「思考」を深くまで追求し、歌にしている印象です。

「愛の強さ」や「愛の深さ」を口にするラブソングではなく、恋するまでの過程に着目したこの作品。

恋愛するうえで案外素通りしてしまいがちな瞬間を、見事に表現しているのではないでしょうか？

そして何より、After the Rainの2人の心の変化も読み取れる内容でしたね。

最後にOTOKAKEにあるAfter the Rainに関する記事をご紹介します。

まずはAfter the Rainの原点ともいえる「夕立ち」。

彼らは「雨降って地固まる」という言葉のとおり、困難の先にある未来を見据えています。

そんな彼らの楽曲「夕立ち」は、After the Rainという存在に込められた意味を表現しているといえるでしょう。

こちらの記事ではその歌詞を解説していますよ。

シリアスな楽曲の次は可愛い楽曲のご紹介です。

「絶対よい子のエトセトラ」はポップでキュートな曲調。

どんな世界感でも表現できるAfter the Rainの実力が分かるはずですよ。