一瞬の輝き
大サビの歌詞はサビとほとんど同じです。
「Brilliant」が「Brilliance」に変わっています。
Brillianceは「輝き」という意味の名詞です。
純粋な気持ちの持つ輝きは、とても強くまぶしいものなのでしょう。
そして、強い輝きというのは長時間は続かないものです。
Brillianceに言い換えたことで、この純粋さが今だけの一瞬の輝きだと表しているのではないでしょうか。
泣きたくなるのは、今の気持ちが素晴らしいからだけではありません。
やがては消えてしまうものだと思っているからなのです。
This innocence is brilliant
(It’s so beautiful)
I hope that it will stay
(It’s so beautiful)
This moment is perfect
Please don’t go away
I need you now
(It makes me wanna cry)
And I’ll hold on to it
Don’t you let it pass you by
出典: 出典:Innocence/作詞:Avril Lavigne 作曲:Evan Taubenfeld
最後のサビ
大サビの後に続く最後のサビも、今までのサビの歌詞と同じですが、叫ぶようなバックコーラスが印象的です。
純粋な気持ちの素晴らしさと、それが留まり続けるということがどんなに素敵なのかが強調されています。
泣きたくなってしまうほど切実に、この気持ちが続いてほしいと願っているのです。
人生を素晴らしくするもの
【Innocence】では、小さなことが人生を素晴らしくする、と歌われています。
日常の中のささやかな出来事に、幸せが隠れているのです。
幸せに気付いたきっかけ
ある日突然、世界が変わったように思えたのには、何かきっかけがあったはずです。
この身近な幸せに気付くことができたきっかけは、恋だったのではないでしょうか。
こんなことは初めて、というところから初恋だったのではないかとも想像できます。
人を好きになることで、周りの世界が生き生きと鮮やかに、今までとは違ったように見えているのです。
そう考えると、この曲の歌詞はこの恋が終わらないで続きますようにという願いとも受け取ることができます。
ブライダルソングとしても人気
【Innocence】はブライダルソングとしても人気の高い曲です。
行かないでと願う相手を恋人に置き換えてみます。
すると、あなたと一緒にいる幸せがずっと続きますようにという歌詞だとも考えられるのです。
あなたがいてくれるこの世界で涙が出るほどの幸せを感じている。
まさに結婚式にピッタリの曲ではないでしょうか。
【Innocence】で歌われている願い
【Innocence】は今の幸せな気持ちと、その気持ちを持ち続けたいという願いを歌った曲でした。
この曲が収録されているアルバムの制作時期は、Avrilが初めての結婚をした時期とも重なります。
アルバム制作には当時の夫も参加していました。
この曲に込められた幸せな気持ちへの思いは、Avril自身の願いでもあったのではないでしょうか。
アルバムの賑やかな曲の裏側で、この曲がAvrilの胸の奥の気持ちを表していたのかもしれません。
Avril Lavigneの人気曲
【Innocence】と同じアルバムに収録されている【Girlfriend】は、シングルカットされて大ヒットを記録しました。
Avrilの元気なイメージにピッタリの、明るくキュートな曲です。