廃墟となった明るい建物の中で演奏するシーンと、廃線になったであろう線路上を歩くシーンが主な構成となっています。
それでも暗い印象にならず、かえっておしゃれな印象となっているのは曲調と彼らの佇まいからではないでしょうか。
特にボーカル川上洋平の毛先を遊ばせたスタイリッシュな髪型に、細身のレザージャケットの着こなしはファッション雑誌から飛び出してきたよう。
彼のファッションセンスの高さを物語っています。
中盤の彼らがドラムセットを一つ一つ解体していく様がほほえましく、メンバーの仲の良さがわかります。
彼らのMVでは恒例になっている最後のオフショット(オチ)まで見どころ満載。
お洒落でかっこいい[Alexandros]ここにありというMVに仕上がっています。
You're so sweet & I love youの歌詞を解説!
川上洋平の主張とは?
Hello there
I don't care
About the fuck up reputation
you gotta get yourself up to the ring
出典: You're so sweet & I love you/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平
曲のタイトルとは打って変わって、かなり挑発した歌詞ですね。
reputationとは名声や評判という意味なのですが、その前にfuck up(良い子は真似しないように。欧米では表記できません。)とついているので反対の意味の批判と訳しています。
get yourself upは体を起こすという意味ですが、ここではto the ringにかかってリングに上がるという意味ですね。
Clap your hands
Give more applause
And the most ridiculous frequencies
(We're) gonna serve you all tonight
出典: You're so sweet & I love you/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平
clap your handsはよく洋楽アーティストのライブなどで聞くかと思います。手をたたくという意味。
続くapplauseも拍手の意味。
次のmost ridiculouse frequenciesがあまりうまく訳せなくて申し訳ないのですが、ridiculousはばかげたという意味の形容詞。その前に最上級のmostがついているので最高にばかげたということです。
次のfrequencyという単語は周波数や頻度などの意味です。
このニュアンスに引っかかる日本語が難しかったのですが、音楽に関することなのでfrequencyを「音の波」と解釈しました。
When
You don't get
What I mean
I shall suggest you to stop reading it like a poetry
You bunch of nurds
You will see
What it means
When you dance with the tune it's
lousy drums and the noisy frequencies
出典: You're so sweet & I love you/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平
what I meanは「私の意味すること」つまり「私の言うこと」
shallはwillと同義ですがかしこまった言い方で、ここでは皮肉に聞こえるように使っていますね。
nurdはオタクという意味。
「ダサい君たち」と呼ばれている人たちに対して訴えてるのは、頭でっかちにこの曲を考えないでリズムにのって感じろということでしょうか。
Gonna plug my soul into the Fender amp-jack
Turn up the gain until you hear the feedback
And strum my stratocaster with
D and A
G and E
出典: You're so sweet & I love you/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平
【和訳】
俺の魂をフェンダーのアンプにつないで
ゲイン(アンプの調整つまみ)をフィードバックが聞こえるくらい上げて
そして俺のストラトキャスター(フェンダー社製ギター)をかき鳴らせ
Dコード、Aコード
GコードにEコード
ここ、かっこいいですね。
早口でぶつぶつつぶやいてるかと思いきや、コードの部分でいきなり高音になりサビへ盛り上げていきます。
plugはコンセントのこと。ここは動詞でコンセントをつなぐという意味。
gonnaはgoing toの略。ここでは主語とbe動詞が省略されてますが、be going to~は中学で習いましたよね?
strumという単語、いいですね。かき鳴らすという意味です。
ギターをジャカジャカ鳴らす川上洋平が想像できます。
さあ、難しいこと言ってないで音楽を楽しみましょう!