【レキシ/SEGODON】歌詞解説！「西郷どん」パワープッシュソングも攻める！”幕末”の扱いがスゴイ

着流し姿でドッグカフェに行って犬を連れ出したり、商店街で桜島大根を買ったり……。

レキシは必死に西郷隆盛になりきろうとしていますが、大河ドラマとは関係ないような気がします！

バックに流れる曲は、もちろんレキシの「SEGODON」。

歌詞も表示されるので、こっちのほうがMVらしいですね！

なぜか若い女性に握手を求められ、意外と人気がある「西郷どん」になりきったレキシ。

結局、レキシの勘違いは直らないまま、「SEGODON」が流れ、NHK大河ドラマ「西郷どん」の番宣で終わります。

先ほどのNHKの映像に、ちょっとだけ「SEGODON」の歌詞が出てきましたね！

そこで今度は、「SEGODON」の歌詞を詳しく見ていきましょう。

「SEGODON」は、レキシらしい言葉遊び満載の歌詞となっていますよ！

レキシの「SEGODON」は、もちろん西郷隆盛が主人公です。

そして、現実の「西郷どん」よりももっと優しく、アンパンマンのようなヒーローとして描かれています！

名前を呼べば、空を飛べるような気がする。

そんな素晴らしい人物は誰でしょうか？そう、「SEGODON」こと西郷隆盛です！

ここでイメージされているのは、少年時代の西郷隆盛ですね。

薩摩藩士の家に生まれた西郷隆盛は、幼い頃から「日本を変えたい」と願っていました。

でも、その漠然とした気持ちはなかなか実ることがありません。

それでも願い続けることで、夢を現実にしてしまったんです。

貧しい人の声にも耳を傾けた「SEGODON」。

彼自身も決して裕福ではなかったにもかかわらず、常に庶民の声を大切にしました。

それにしても……繰り返される「幕末させて行こう」というフレーズが印象的ですね！

みんなを助けたおかげで、みんなから好かれるようになった「SEGODON」。

でも、「気持ちを幕末させる」ってどういうことでしょうね？

もちろん、芸術家・岡本太郎の「芸術は爆発だ！」という言葉とかけた洒落です。

そして実際に、幕末は爆発の時代でした。

大きな争いがなかった江戸時代と違い、京都では騒乱が相次ぎ、倒幕運動が起きます。

そして明治維新前後の戊辰戦争、西南戦争へとつながっていきます。

そんな暗い時代にも、常に前を向いていたのが「SEGODON」です。

だからこそ、今の時代にまで人柄が語り継がれているんですね！

ですが、実際の西郷隆盛はそこまで温厚な人物ではありませんでした。

大河ドラマ「西郷どん」では、徳川慶喜に立ち向かう様子が「戦の鬼」と表現されています。

これは、普段の西郷が心優しい人物だったからこそ活きる対照的な表現ですね。

でも実際には、西郷隆盛は根っからの軍人で、本当に「戦の鬼」だったんです。

しかし、戦争が大好きな西郷隆盛なんて、ここまで多くの人に愛されるでしょうか？

優しい人というイメージがあるから、西郷隆盛は語り継がれる偉人となったのです。

イメージ形成に役立ったのが、NHK大河ドラマ「西郷どん」やレキシの「SEGODON」のような物語ですね。

レキシが歌う「SEGODON」のCD、もちろん既にリリースされています！

タイトルは「S & G」です。

こちらのジャケット画像を押すと、Amazonで「S & G」の詳しい情報を表示できますよ！

「S & G」のSはもちろん「SEGODON」ですが、Gって一体何なんでしょうか？

答えは、「ゲゲゲの鬼太郎」です！