君は 空見上げて 振り返らず走る
僕はたまらず キミの 後を 追いかける
出典: Oh! Yeah/作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE
時間の経過とともに、彼女への想いはどんどん膨れていきます。
もはやこうした気持ちは自分で制御できるものではありません。
ましてや相手は一目ぼれで好きになった女性。
直感的に好きだと感じてしまった相手をいまさら諦めることも出来ません。
当初は好きな人が出来たというだけで舞い上がっていた主人公ですが、徐々に気持ちは変わります。
時間だけが経過する中で、全く縮まらない2人の距離。
それなのに好きな気持ちはあふれんばかりに湧いてくるのです。
可憐な君を見ていたい!
下校時のすれちがい
チャリンコこぎ過ぎてく キミの姿 まさにエンジェル
見てるだけでいいのさ 今宵もまた 胸が苦しくなる
出典: Oh! Yeah/作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE
ここで主人公にラッキーなイベントが発生します。
彼女を道端で見かけたのです。
自分を自転車で颯爽と追い抜いていく彼女。
「会った」という部類には入らないかもしれませんが、彼にとってはうれしい出来事です。
後ろ姿でも十分に美しい彼女。
主人公は思わず見とれてしまいます。
時間は下校途中でしょうか、この出来事だけで彼は1日が幸せになったことでしょう。
片思いの相手はいつも以上に輝いて見えるものです。
きっと主人公にとって彼女は本物の天使のように見えていると考えられます。
幸せなはずなのに…
夕日はまた今日も 僕の影 優しく染める
パラッパラッパッパ パラッパラッパッパ 君を探しに行くのさ ベイベー
出典: Oh! Yeah/作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE
彼女を偶然見かけたことで幸せいっぱいの気持ちになった主人公。
しかしなんだか今までとは違う気持ちが胸に押し寄せます。
どことなく胸に広がっていく寂莫とした気持ち。
それはただ見ていることしかできない自分への情けなさでもあるでしょう。
また、彼女が1度も自分を振り返らず過ぎ去ったことへの寂しさでもあります。
今まではただ彼女を眺めるだけであんなに幸せだったのに…。
夕日が彼の気持ちを余計にセンチメンタルにしていきます。
押し寄せるじれったさ
さみしさすら感じる毎日
頭ん中 君で埋まる夜 んで朝はLove Songをチョイス
朝日あびながらの モーニングコーヒーは いつまでもロンリー
出典: Oh! Yeah/作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE
しかし依然として主人公は彼女を諦められません。
それどころかますます彼女への想いは膨らんでいく一方です。
やはりいつもと変りなく、朝から晩まで頭は彼女のことでいっぱい。
片思いとはいえ立派な恋愛です。
恋愛ソングを聴けばいつも以上に共感し、テンションも上がることでしょう。
しかしそこにつまとう寂しさはいつまで経ってもぬぐえません。
その理由はただ1つ、彼女にとって自分は全く眼中にないからです。
この状況をどうにかしたい!
目があってるだけでもいい 君との想像ならもういい
さぁ 踊ろうか今夜 越えたいんだ このボーダーライン
出典: Oh! Yeah/作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE
主人公は想いが高まるあまり、徐々にじれったくなっていきます。
彼女を目の隅で探して、見とれる毎日。
最初はそれでよかったものの、人間は段々と欲が出てくるものです。
「彼女ともっと近づきたい!」
彼はそう思ったことでしょう。
このままでは一生彼女と付き合うことなどできないと察したかもしれません。
また、いい加減この自分の寂しさもなんとかしたいと一念発起したのです。