「モーニングムーン」CHAGE and ASKAのタイトルの意味は？歌詞を徹底解釈！【動画あり】

キャニオン・レコード移籍後初のリリースとあって「ヒットさせなければ！」という強い意気込みを持って作った「モーニングムーン」。

作詞・作曲を担当したASKAの強いメッセージが込められています。

では早速、歌詞を見てみましょう。

一度は別れた2人が、ヨリを戻してしまったのでしょうか。

あの日のさよならは　疲れた顔して　僕の腕に戻ろうか

2人は復縁することに、ためらいを感じているのです。ヨリが戻っていいのか、悪いのか。

しかし理性とは裏腹に2人の心は惹かれ合ってしまうのです。

夜明け前の空に浮かぶ月、それがモーニングムーンです。

夜空に煌々と光を照らす月と違って、明け方の月はうっすら空に浮かんでいます。まるで居場所をなくしてしまった自分たちのように…。

ヨリを戻すことに戸惑いを感じながら、2人は抱き合いながら夜明けの月を眺めています。

2人には、どんな物語があったのでしょう。

2人は別れられないと悟ったけれど、それは愛なのか恋なのか、その感情が何なのか本人たちにも分からないのです。

しかし感情だけで突っ走る10代の恋ではなく、大人の愛はそういうもの。

2人添い遂げるということは、愛や恋を超越した感情が生まれているのではないでしょうか。

2009年、デビュー30周年を迎えたCHAGE and ASKAは、無期限活動休止を発表。それぞれソロ活動に専念するためという理由でした。

2013年、公式サイトで活動再開を発表しましたが、ASKAに一過性脳虚血症の疑いがあり予定していたライブを中止せざるを得なくなりました。

誰もが1日も早いASKAの回復を願っていましたが、2014年、ASKA衝撃の逮捕劇でCHAGE and ASKA復活の道は閉ざされたのです。

これによりCD、DVD、映像の販売、デジタル配信などすべてが停止されました。

2017年5月よりCHAGEのライブ会場でCHAGE and ASKAのベストアルバム『CHAGE&ASKA VERY BEST ROLL OVER 20TH』が販売されるようになりました。

同年7月には同ベストアルバムがデジタル配信再開、ならびにCDの再販が発表されました。

11月には2000年より前にリリースされたシングル、アルバムの再配信が再開されました。

ASKA自身、2017年10月に音楽配信会社「Weare」を立ち上げアルバムをリリースしています。

とはいえ、CHAGE and ASKAとしての活動再開を望むファンの声は途切れることがありません。近い将来、2人の歌声を再び聴くことができることを、祈らずにはいられません。