死者の安息を願うミサのこと。
死者の魂の鎮魂を願い踊る人です。
外道 火あぶり
姥捨て ドブ怨念
出典: シミ/作詞:マキシマムザ亮君 作曲:マキシマムザ亮君
道に外れた人です。
2行目は、老人を山に捨てる伝説からきています。
地蔵 怨み豪雨
出典: シミ/作詞:マキシマムザ亮君 作曲:マキシマムザ亮君
歌詞カードの写真から、奈良市春日野町の首切り地蔵のこと。
この地蔵は、江戸時代初期の、荒木又右衛門という剣豪に試し切りされたため、首と胴体が分かれています。
恨みではなく”怨み”という漢字があてられているのは、恨みが不満を表すのに対し、怨みは憎悪を表すからです。
眩み ・・僕らに業
出典: シミ/作詞:マキシマムザ亮君 作曲:マキシマムザ亮君
❝業❞とは、善悪の行いで楽や苦が訪れる因果のこと。
欲深い我らの心のことです。
❝に❞はAメロで唯一使われている助詞。
❝に❞は存在の場所を表す助詞です。
エゴが亮君やリスナーにあることを強調して終わります。
以下、発音的に分析です。
- 「jizou」
- 「gedou」
と、「ou」の母音が同じ。
- 「urami」
- 「gouu」
- 「kurami」
- 「bokurani」
- 「gou」。
「ai」「ou」の母音が使われています。
また、❝怨み❞、❝眩み❞以外の名詞には、濁音が使われている点にも注目です。
全体が濁音で構成されているのです。
濁音は、発音した時にインパクトを伴う凄みを与えます。
ド頭パートで重量感を与えるため意図的に使われているのではないでしょうか?
Bメロ
ダイスケはんが歌う、ヘヴィーで発音が気持ちいいデスボイスパートです。
黒く割れ
手荒れくされ
出典: シミ/作詞:マキシマムザ亮君 作曲:マキシマムザ亮君
人が弱り切っている状態です。
瀕死の状態。
- 「ware」
- 「teare」
- 「kusare」
となり、「ae」の繰り返しです。
つぶやく声弱く
出典: シミ/作詞:マキシマムザ亮君 作曲:マキシマムザ亮君
発音することもままならい危篤の場面です。
- 「tsubuyaku」
- 「yowaku」
となり、「au」が使われています。
骨砕けて
あげく溶けた
我どこへゆく?
出典: シミ/作詞:マキシマムザ亮君 作曲:マキシマムザ亮君
亡くなった魂の方向が定まっていないことです。
目に見えない状態になり、無くなってしまった。
最後の問いは後出する❝シミ❞がさまよっている状態です。
腹いっぱいに恨み倍
ぼろ儲け霊媒
前世の嘘奪い
出典: シミ/作詞:マキシマムザ亮君 作曲:マキシマムザ亮君
うらみに漢字は「恨」が使われ、不満の感情だということが分かります。
体中に不満がたまり、苦しみもがく。
霊能力者は、何世代も続いてきた「魂は生き残る」という迷信を理由に法外の金をせびります。
で「iai」の母音です。
歌っても聴いても気持ちいい、この曲の一番キャッチ―な発音ではないでしょうか?
キャッチ―な理由は半濁音が使われていることからも分かります。
半濁音は破裂音で耳に残る音です。
阿鼻叫喚 呻き
もがく感情は
誰が解くのか?
出典: シミ/作詞:マキシマムザ亮君 作曲:マキシマムザ亮君
この曲全体に関わる、亮君の問いです。
最後に明かされます。