MVをご覧いただければなんとなく伝わるかと思うのですが、「さえずり」は飼っていた小鳥が死んでしまった歌です。

ペットは動物であっても家族の一員。別れはとても辛いものでしょう。

それにしてもこの曲でのまふまふの感情の乗り方は凄いですね。

それもそのはず「さえずり」はまふまふが体験した実話を元に書かれた曲なんです。

まふまふも小鳥をとても大事に飼っていたのでしょう。

曲を書きながら泣いてしまったといいます。

自分が体験したことだからこそ、あそこまで感情を乗せて歌えるのではないでしょうか。

いよいよ歌詞の内容も気になってきましたね!

この後の項でじっくりと紹介していきます。

「さえずり」の歌詞の意味に迫る

前項でもありましたが「さえずり」の歌詞は飼っていた小鳥との別れの歌です。

その物語を通して命の大切さが伝わってくるような内容になっています。

それではここから「さえずり」の歌詞を見ていきましょう。

さえずりが聞こえない…

呼吸の音も雨が覆い尽くした
さえずりのない朝に

昨日のうちに君をスケッチして
その全てを描き残せたら

出典: さえずり/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ

まずは1番Aメロから見ていきましょう。

鳥の鳴き声で目覚めるというのはよくあるシチュエーションですね!

主人公もいつも早起きなペットの小鳥のさえずりで目覚めていたのでしょう。

でも今日はさえずりが聞こえません。

外からの雨音がかき消しているからでしょうか?

そう思いたいのはやまやまですが、目覚めると小鳥は息を引き取っていたのでしょう。

主人公には、もう生きている姿をスケッチすることもできません。

このまま眠っていれば

朝が弱いボクの耳元でそっとさえずってよ
おはようって起こしておくれ

出典: さえずり/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ

ここから1番Bメロに入っていきます。

小鳥が死んでしまった事実を受け入れたくない様子の主人公。

「このまま眠っていれば、いつものようにさえずって起こしてくれるんじゃないか」

そんな主人公の淡い期待が胸を締め付けます。

今日ぐらいは

笑わないでいいでしょ
泣いていたっていいでしょ
返事もしないまま 君は飛び去っていく
今日もつついてよ 痛いほど噛んでよ
ほらねもう一回 もう一回遊ぼう

出典: さえずり/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ

1番サビの歌詞です。

「君が居なくなってしまった今日ぐらいは、泣いててもいいでしょ?」

答えるはずもない小鳥にそう呼びかける主人公。

小鳥につつかれたことや、噛まれて痛かったことすらも今となっては恋しい。

まだ小鳥の死を受け入れられない主人公に思い出が辛くのしかかります。

共に成長してきた

この手のひらで 寝かしつけられるほど
大きくなったよ

ボクは

初めて君が指をつついて
できた傷はどこへやったかな

出典: さえずり/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ

ここから2番Aメロに入ります。

ここでは小鳥と共に成長してきた主人公の様子が描かれています。

最初は触れることも不慣れで、噛みつかれていた主人公。

その傷も今はどこへやら。手のひらで小鳥を寝かしつけられるほどになりました。

彼らの過ごして来た長い月日を感じさせる場面ですね。

色褪せない悲しみ