「ベルセルク」とはどんな意味?
「ベルセルク」は北欧神話に登場する騎士です。
異常な興奮状態で敵味方関係なく殺めた狂った騎士として、知られています。
これをタイトルにもってきたということは、かなりディープな内容が想像できますね。
この楽曲のテーマは「もう一人の自分」。
苦痛が限界を迎え衝動的に行動してしまう狂騎士「ベルセルク」のような状態を表現しているようです。
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ベルセルクもYouTubeのまふまふチャンネルにアップされていますよ!
歌詞にピッタリな映像は、曲の世界観を引き立ててくれること間違いなし♪
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なぜ赤い糸に縛られている?
少年を縛り付けている「赤い糸」に注目。
通常赤い糸は相思相愛の証として例えられますね。
それにがんじがらめに縛られている印象。
これは人間関係で絡まり、身動きが取れなくなった状況を意味しているのではないでしょうか。
曲のラストに「この手錠を外してしまえたら」というフレーズで糸がカッターナイフで切りほどかれます。
おそらくこの楽曲は行き詰った人間関係からの解放を望むものだと解釈できるのではないでしょうか。
それでは、歌詞からも楽曲の意味を紐解いていきましょう!
抑え込まれた自由な自分
煮詰まった感情
辻褄合わせに僕は呼吸を止めた
人生というこの監獄が
捻じ曲がったボクを作っていく
出典: ベルセルク/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ
出だしから意味深な言葉で始まりますね。
なぜ呼吸を止めたのか。
その理由はきっとこの先の歌詞で出てくると思われます。
単純に考えると呼吸を止めれば酸素が足りなくなるはず。
酸素が供給されなくなるのが目的であれば、一種の自傷行為に近い気がしますね。
それと同等の何かが起きたのでしょう。
そして主人公は、今までの経験で自分の心が歪んでしまっているのを自覚しています。
ではどんな経験をしたのか、読み進めてみましょう。
「アイツ」に傷つけられた経験
アイツに亡き者にされ詩を書いていた
言葉を奪い取られ 笑えなくなったんだ
出典: ベルセルク/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ
誰かに深く傷つけられ、自分の意思を言葉や表情で表現できなくなったのでしょうか。
唯一「詩を書く」ことが溜まった感情を吐き出す手段になっているのかもしれません。
MVでは詩を書いた紙が涙で滲む映像が出てくるので、泣きながら書いているのでしょう…。
作曲家にはこのような苦痛をバネにするパターンの人が多いという話を聞いたことがあります。
辛い経験をした人ほど、曲を生み出すエネルギーに変換されるそうですよ。
となると、この曲の主人公はまふまふなのでしょうか…?