まだ君を探しているんだよ
おかえりって言わせておくれ

出典: さえずり/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ

2番Bメロの歌詞です。

ここで歌われるのは、小鳥が居なくなってから少し経った頃の様子でしょうか。

時間が経っても悲しみが色褪せることはないようです。

「ある日何事もなかったかのように帰って来るんじゃないか」

そうやって小鳥の死を引きずる主人公から、どれだけ大切に想っていたかが伝わります。

自分のせいで

ねえ 今日だけは
笑わないでいいでしょ
泣いていたっていいでしょ
大事にするから お願い 行かないでよ
何にもできなくて 頼りなくてごめんね
また泣きそうだ

ごめんね

出典: さえずり/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ

続いて2番のサビの歌詞です。

「大事にするから」という部分は、小鳥が死んでしまったのは自分のせいではないかという主人公の気持ちが垣間見えます。

動物に限らず人間だっていつかは死んでしまいます。

それは誰のせいでもありません。

でも主人公はぶつけどころのない悲しみに「小鳥の死は自分が頼りないせいだ」と思ってしまっていたのでしょう。

死んでしまったのではなく

ボクには羽がないや 行ってしまうんだね
さえずりは響かずに

夜が明けた

出典: さえずり/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ

曲のクライマックス。

まふまふの悲痛な叫びが響く場面です。

「ボクには羽がないや」というのは、小鳥ともっと一緒に居たかった気持ちを表すものでしょう。

「小鳥は死んでしまったのではなく、遠くに羽ばたいていったんだ」

「行ってしまうんだね」という歌詞から、そう思おうとする主人公の様子が浮かびます。

そしてまた、小鳥のさえずりの聞こえない朝がやって来るのでした。

命の大切さ

今回はまふまふの「さえずり」を紹介しました。

命の大切さや死を表現しようとすると、どうしても空気が重くなってしまいがちです。

この曲はまふまふの優しい声や言葉の選び方も相まって、重くなりすぎずにその大切さを伝えているように感じました。

誰しも避けては通れない道だけど、普通に生活しているといまいち実感が湧きません。

でも命に終わりがあることを意識することも、今を輝かせるためには必要なことではないでしょうか。

そう思うとこういった曲の意義もまた一段違ったものに見えて来るでしょう。

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