DREAMS COME TRUE
今回ご紹介するのは、DREAMS COME TRUEですよ。
さっさと帰って旨いもん食べて寝ろでおなじみの超ポジティブバンドです。
奇跡の歌声ですよね。
たいていの日本人は、声を聴くと一発で「あぁドリカムだ」ってわかりますし、「ドリカムっぽい」と言えば何となく共通認識が生まれる程、日本人の心に根付いています。
今回はそんな国民的ユニットが贈る春ソング、「またね」をピックアップします!
映画「ONE PIECE」主題歌
さてこの「またね」ですけども。
この楽曲は、映画「ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜」の主題歌でした。
そしてこのCDのジャケットは同作の大ファンである中村氏の交渉が実りって実現します。
原作の尾田栄一郎氏による描き下ろしジャケットが実現しています!(冒頭の画像がそれですよ!)めちゃくちゃ似てますよね。
さてこちらの映画なんですけども。
皆さんONE PIECEのこのエピソード、ご存知ですかね。
可愛いトナカイさんことチョッパーが仲間になる話でして、初期の名エピソードなんですけどご存知ですかね。
ご存知の方もきっと多いですよね。
号泣ですよね。
えっ大人になってこんなに泣くことってある?漫画だよ?と思いながらも、もう全っ然涙が止まりません。
そのうち号泣通り越して嗚咽ですよ。えぐえぐ言いだす始末ですよ。大人なのに。
もう本当、老いも若きも「号泣した」という感想ばかりでレビューが溢れた名作です。
観たことがない方は騙されたと思って!是非に!
というわけでストーリーとしても文句なしの出来だと思うんですが、ここに追い打ちをかけてくるのがそうですドリカムですよ。
ここで動画をご覧いただきたいと思います。
映画のCMなのですが、壊れた涙腺を更に粉砕してくるドリカムの所業をどうぞご覧ください。
これだけで泣けるCM
ワンピース エピソード オブ チョッパー プラス(プレビュー) - YouTube
グランドラインを航海中、ナミが高熱で倒れてしまう・・・。ルフィたちが辿り着いたのは"冬島・ドラム王国"。この国にいる唯一の医者、ドクターくれはのもと向かう途中、雪山で倒れたルフィたちを発見したのは心優しきトナカイ・チョッパー。目を覚ましたルフィたちはチョッパーを仲間にしようと追い回すが、国外逃亡していたワポルが国...
2008年公開なので、もう10年前なんですねー…。
確かに今見ると絵が古いんですが、全然気にならないぐらい内容が良くてですね…ううっ…(思い出し泣き)
ドリカムの破壊力も凄いじゃないですか。もうちょっと切ないメロディーが来るかと思いきや、曲調自体は結構明るいんですよね。
でもそれが逆に悲しいんですよ…ううっ…(思い出し泣き)
チョッパーにとってはとても悲しい別れを経て、ルフィ率いる麦わら海賊団の仲間になるという話でして。
確かに悲しさだけを引き立ててもちょっと違う感じになってしまうとは思うのですが、絶妙なさじ加減で明るめ楽曲を持ってくるこの手腕。
さすがの一言ですねぇ…
歌詞をチェック!
旅立ちの切なさが沁みる歌詞
そっか やっぱ行くんだ もう決めたんだ
今までみたいには会えなくなるね
そっか でも昔っから言ってたもんね
ずっと夢だったんだよね
出典: またね/作詞:吉田美和 作曲:吉田美和・中村正人
別れに際して、見送る側の気持ちを歌っていますね。
別れたくないけれど、背中を押してあげたい。でもやっぱり寂しい。
映画のエピソードの中で、今作の主人公であるチョッパーは背中を押されて旅に出る側なので、これがもうしっくり来すぎて泣けますね…
こんな時は がんばれとか あきらめるなとか 気をつけてとか
言えたらいいんだろうな
こんな時こそ 何かあったら帰っておいで
いつでも待ってるからって
言えたらいいんだろうな
出典: またね/作詞:吉田美和 作曲:吉田美和・中村正人
思っているけど言えない。ここも切ないですねぇ…
色々な言葉が頭に浮かぶことは浮かぶのだけれど、心の方がうまく整理できなくて言葉にならない。わかりますよね…
あぁ でも胸に開いた黒い穴みたいなのに自分でも驚いて
ただばかみたいに繰り返してる
そっか そっか そっか・・・ またね またね
そっか そっか そっか・・・ またね またね
出典: またね/作詞:吉田美和 作曲:吉田美和・中村正人
そして最後のこのリフレインですよ。
無理矢理自分を納得させるかのような。
「そっか」に続く言葉は「分かったよ」だったり「頑張って」だったりするはずだと思うのですが、やはり言葉にはならないという。
で、捻りだした言葉が「またね」です。突き放すでもなく、寄り添いすぎるでもなく。
絶妙な距離感と優しさが詰まった「またね」。
間違いなく、ドリカムの名曲の一つです…!