更に「くるみ」には他の意味も。
「くるみ」を漢字にしてみると、「来未」と変換することもできます。
この二つの漢字は「未来(みらい)」を逆読みしており、Mr.Childrenは「来る未来」という意味を込めて「くるみ」とネーミングしたとも言われています。
それを証明してくれるのは、2番のサビフレーズにある「気が付けば一つ余ったボタン」と言う部分。
ボタンには種類がありますが、ここに出てくるのは「クルミボタン」ではないかと読んでいるファンも多いです。
「選択次第で未来も違う」ことを表現している
つまりシングル『くるみ』で表現するのは、「人生の選択によってさまざまな未来になる」「ボタンの掛け違いで結果が大きく変わる」と言ったような意味。
その未来を擬人化したのが、歌詞の冒頭に出てくる「くるみ」なのではと言われています。
熱いものが込み上げるMVも必見!
シンプルなタイトルのナンバー『くるみ』には、かなり深い意味が込められているようですね。
しかし『くるみ』には、他にも魅力的な要素の詰まったコンテンツも存在します。
それがPVで、ストーリー仕立ての映像としてまとまっているのがポイント。
そのストーリーも『くるみ』の楽曲で伝えたいものを、しっかり表現しており感動的な内容になっています。
シングル『くるみ』の歌詞をさらりと深読み
1番フレーズ
ねぇ くるみ
この街の景色は君の目にどう映るの?
今の僕はどう見えるの?
出典: http://www.jpopasia.com/lyrics/5844/mrchildren/kurumi.html
ねぇ、くるみ
誰かの優しさも皮肉に聞こえてしまうんだ
そんな時はどうしたらいい?
出典: https://twitter.com/lyric_memo_bot/status/926077174292942848
良かった事だけ思い出して
やけに年老いた気持ちになる
とはいえ暮らしの中で
今 動き出そうとしている
歯車のひとつにならなくてはなぁ
希望の数だけ失望は増える
それでも明日に胸は震える
「どんな事が起こるんだろう?
想像してみるんだよ
出典: https://twitter.com/usamika0118abcd/status/861623217642905600
1番フレーズの冒頭ではこの世、又はその場にいない存在に語りかけているのが見えます。
「くるみ」という名前からして女性のようで、迷って落ち込んでいる自分自身の思いを打ち明けています。
サビでは過去を回想している自分を「年老いた」と感じており、これまで自分が選んだ選択肢に対して絶望を感じている部分もあるようです。
そんな思いを馳せながらも、「時間は過ぎていく」「明日という未来に少しの希望を感じている」と言った複雑な気持ちも見えています。
2番フレーズ
ねぇ くるみ
時間が何もかも洗い連れ去ってくれれば
生きる事は実に容易い
出典: http://www.jpopasia.com/lyrics/5844/mrchildren/kurumi.html
ねぇ、くるみ
あれからは一度も涙は流してないよ
でも本気で笑う事も少ない
出典: https://twitter.com/lyric_memo_bot/status/926711333273321473
どこかで掛け違えてきて
気が付けば一つ余ったボタン
同じようにして誰かが持て余したボタンホールに
出会う事で意味が出来たならいい
出典: https://twitter.com/lyric_memo_bot/status/926469663428567040
出会いの数だけ別れは増える
それでも希望に胸は震える
十字路に出くわすたび
迷いもするだろうけど
出典: http://www.jpopasia.com/lyrics/5844/mrchildren/kurumi.html
2番フレーズでは、過去の失敗に対して現在の自分がどう思っているかを「くるみ」に伝えています。
サビでは、過去の選択によって起きた結果や願望を感じる歌詞。
「掛け違いのボタン」を人生の選択肢に例えて、「間違った選択でも、それが最高の結果になったり良い出会いができたら」と言った願いを表現しています。
そしてボタンホールの数だけ出会いや別れもあり、希望に対して迷いもたくさんあると諭しています。