Mr.Children25枚目のシングル『くるみ』
Mr.Childrenは、日本でも知らない人はいないほどの高い知名度を持つバンドの一つ。
特に『innocent world』はMr.Childrenをビッグアーティストとして押し上げた一曲で、当時は爆発的なヒットナンバーとして多くの人が耳にしています。
その後も彼らは甘い恋愛ソングを歌ったり時には攻めた姿勢の過激なナンバーをリリースするなど、他のアーティストには無い幅の広い楽曲を世に送り出しておりヒット曲も多いです。
このためMr.Childrenを代表するナンバーは数えきれないほど存在しますが、シングル『くるみ』もそんな楽曲の一つ。
2003年11月にリリースしたナンバー『くるみ』は、Mr.Childrenの24枚目のシングルとして産声を上げました。
同時に『掌』も収録されており、両A面シングルとしてリリース。
前作から約1年ぶりのリリースということもあり、オリコンチャートでは2週連続1位になるほどのヒットを獲得しています。
心温まるスローナンバー
シングル『くるみ』をさらりと聴くと、温かな気持ちにさせてくれるサウンドが耳に入ってきます。
Mr.Childrenが手掛けるナンバーは、スピード感のあるものからスローまでさまざま。
同ナンバーはスローバラードに入る一曲で、Mr.Childrenの武器であるバンドサウンドを極力抑えオーケストラサウンドやピアノでしっとりとした大人の風合いに仕上げています。
更に後半はアコーディオンピアノも取り入れて、よりほっこりするような音を作り上げているのもポイントです。
映画『幸福な食卓』の主題歌
2003年11月リリースのシングル『くるみ』ですが、Mr.Childrenの他のナンバーと同様にタイアップや主題歌として選ばれています。
最も最近だと、2007年公開の映画『幸福な食卓』の主題歌として『くるみ』が抜擢。
オリジナルとはまた違ったバージョンの『くるみ』に仕上がっており、よりバラードテイストを強めた一曲です。
こちらは『くるみ - for the Film - 幸福な食卓』と題して、Mr.Children29枚目のシングル『しるし』のカップリングにもなっています。
他にも『くるみ』はNTTドコモのタイアップに選ばれており、馴染みのあるミスチルソングの一つでもあります。
チャラン・ポ・ランタンとのセッションナンバーとして再注目
Mr.Childrenの代表的なナンバー『くるみ』ですが、リリースして10年以上経過していますがさまざまなアーティストがカバーするほどの名曲。
最近はボーカル桜井和寿が『くるみ』を他のアーティストとコラボすることも多く、2016年8月には新進気鋭のアーティストであるチャラン・ポ・ランタンとのセッションはミスマッチと思わせながらも最高のパフォーマンスをしています。
楽曲タイトル「くるみ」が示す意味
シングル『くるみ』は、ボーカル桜井和寿の独特な歌声が響くバラードナンバー。
しかし楽曲タイトルの「くるみ」は、食べ物のクルミを連想している方も多いはず。
シンプルなネーミングではありますが、その分深い意味が込められていそうですね。
人の名前「くるみ」
シングルナンバー『くるみ』の歌詞を読むと、最初のフレーズから「くるみ」という一言が目に飛び込んできます。
しかも「ねぇ」と呼び止めるような雰囲気で、ここから分かるように「くるみ」は人の名前として扱われています。