英詞に込められた想い

Perfume「Spending all my time」の和訳&気になる歌詞の意味を紐解く♪の画像

曲中、ほとんどがふたつのフレーズで構成されるこの楽曲

spending all my time

出典: https://www.uta-net.com/song/133994/

”すべての時間を過ごす”

loving you forever

出典: https://www.uta-net.com/song/133994/

”あなたを永遠に想いながら”

まっすぐで真摯な愛情にも聞こえますが、なんというか、執着のような怖さも感じるフレーズ。

PVの、表情のない3人が歌うことで、不気味ささえ感じさせる楽曲に仕上がっています。

これは、今までのPerfumeのイメージとは全く違うもの。

海外進出を見越して、イメージ戦略として「東洋的な怪しい美しさ」を追求した結果ではないかと思います。

(日本では笑顔の多い、アイドルっぽい楽曲の方がウケますからね。)

しかし、この歌詞Perfumeからファンに向けての想いを描いているとも考えられます。

ストレートなその想いが何故、英語で書かれているのか。

それは人種や国籍を超えて、その想いが届いて欲しいという表れなのではないでしょうか。

これから彼女たちの楽曲に出会う人、そしてこれまで彼女たちを支えてくれた人。

「Spending all my time」は、その両方に対しての愛と感謝を伝えているのではないでしょうか。

この英詞が繰り返されるシンプルさが、この想いに切実さを生じさせています。

そしてこの英詞は彼女たち自身がPerfumeのことを大切に思う気持ちも内包しているのではないでしょうか。

いつだってPerfumeのことを考えながら生きていきたい。

それは過去もこれからも変わらないのでしょう。

この楽曲には、彼女たちのグループへの真剣な想いが込められているのではないでしょうか。

海外進出という新たな旅路を祝う1曲。

そこにはシンプルながらも、彼女たちらしいストイックさが表れていました。

日本語詞

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もともとは、よりリズム感の強い英語詩のみで構成されていたこの曲。

しかしメンバーの強い要望により日本語詞が追加されています。

追加されたのは

「いつもキミを想うよ」「信じてる」「キミのこと」「離さないで」

出典: https://www.uta-net.com/song/133994/

の4フレーズ。

Perfumeから日本のファンへ向けたメッセージのようにも聞こえます。

と同時に、日本語の分からないリスナーにとってはより東洋的な怪しさを感じさせる、効果的なエッセンスになっているのではないかと思います。

この日本語の歌詞には、海外へ進出しても決して日本のファンのことは忘れないという想いが隠されていると考えられます。

Perfumeは決してホームである日本のことを蔑ろにしない。

それを誓っているのではないでしょうか。

「離さずにいて欲しい」というのは海外で活躍しても決して自分たちのことを見放さないで欲しい。

この楽曲では、海外へ進出するにあたってのそんな日本への想いも込められています。

EDM

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これまで、“テクノポップ”ユニットとして歌ってきたPerfume。

ですがこの楽曲は、昨今大ブーム(ちょっとピークを去ってきた感じもしますが)のEDM(エレクトロ・ダンス・ミュージック)色が強く現れています。

ざっくりと言えば、よりチャラくなった、って感じでしょうか。(あくまでもニュアンスです)

しかしながら、その音楽性の変化も海外への進出をする上での変化だといえるでしょう。

今後更に大きな存在へとなっていくために必要なことだと考えているのではないでしょうか。

「Spending all my time」という楽曲に込められた、彼女たちの決意とファンへの想い、感じていただけたことでしょう。

まとめ

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いかがでしたか?

世界進出に合わせ、よりアーティスティックに進化を遂げるPerfume

世界中にファンを持つビッグアーティストになるのも、そう遠い話ではないのかもしれません。

彼女たちのこれまでの活躍からは想像もできないような世界中での大ヒットが生まれる可能性に期待しましょう。

それではこの記事の最後に、そんな彼女たちの楽曲を紹介した記事の中からオススメをご紹介しようと思います。

この記事を読むことで、これまでのPerfumeの軌跡を感じられることでしょう。

今回選んだのは「未来のミュージアム」と「ねぇ」です。

どちらも、王道のテクノポップという仕上がりとなっています。

海外志向のPerfumeとの違いを確かめてみてください。

「Spending all my time」とはまた違った彼女たちの魅力が感じられると思います。

2013年に発売された、Perfumeの17枚目シングル『未来のミュージアム』は、ドラえもんの映画の世界観を見事に表した楽しい一曲です!ひみつ道具が隠されている振り付けにも注目してください☆

中田ヤスタカがプロデュースする女性3人組テクノポップユニット、Perfume(パフューム)。10代の前半からテクノポップにパフォーマンスのすべてをささげて作り上げるミュージックビデオは比類ない出来栄え。楽曲のみならず、映像もすごいのです。 今回は『ねぇ』のかわいいステップダンスに焦点をあてて、歌詞を徹底解釈します!

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