【アンバランス/KICK THE CAN CREW】休止中の披露でファン涙…歌詞を解説！PVは2種類

まだまだラップは続きます。ここでも言葉の音で遊んでいます。

いきなり行動に移すからこそ感じる恐怖や感動。そんなものも吹き飛ばしてしまう、とことん若さが爆発する歌詞です。

ところどころに流行りのワードを入れながら、ポジティブ感を全開に出しています。

子供に「勉強しなさい！」というと、「今やろうとしてた！」という答えが返ってくることがありますよね。そして、やる気になった途端にものすごいスピードでやるのが子供です。

まだ子供時代に近い彼らの歌詞からは、やる時はやるという子供のような意識が感じられます。そして開き直ってしまう彼らがいます。

いくら他人に言われても、やる気がないときはやらないんですよね。でもそれでいい！と言い切ってしまうところがなんとも気持ちイイのです。

はじめから何がアンバランスなのか？と気になっていましたが、実はアンバランスなのは今という時のことでした。

今は上を目指して頑張るにはまだバランスが悪いのでしょう。ここは今は楽しむだけが全てだという意味に解釈できます。

ここでも勉強を後回しにして遊ぶ子供をイメージしてしまいます。それはきっと、彼らに大切なのは楽しむことで、勉強ではないということを知っているからなのでしょう。

大人に言われても宿題をやらない子供のイメージは、ここで決定的になります。

やるべきことは後回しにして、今やりたいことをやるのが子供です。

でもKICK THE CAN CREWの場合はちょっと違うような気がします。

子供はやるべきことが分からなくてやらない場合が多いと思いますが、彼らの場合はやるべきことがそれじゃない！と知っているような気がするのです。

真実を知っていてやらないところが、めちゃくちゃかっこいいのです。

真面目な表現はせずに、あえておちゃらけた表現で歌い上げるところがKICK THE CAN CREWが若者に絶大な支持をうける理由なのでしょう。

公式に紹介することはできませんが、PVは2種類あります。

ご紹介したのは風景などの映像バージョンでしょう。海岸で聴くのにぴったりの温かみのある曲ですね。どこか懐かしさも感じられ、胸が熱くなります。

とてもかっこいい曲なので、もう一度聴いてみてはいかがでしょうか。