Vaundy「東京フラッシュ」

Vaundy

Vaundy【東京フラッシュ】歌詞の意味を徹底解釈!変わらないものって?君への想いと二人の関係に迫るの画像

Vaundy(バウンディ)は、2000年生まれのソロミュージシャン。

2020年2月時点では、デビュー直後でまだアルバムを発売していません。

それにもかかわらず、既に多くの人の心を掴んでいます。

彼の音楽は、Vaundyとしか形容しようのないものです。

楽曲ごとにジャンルや歌声を使い分けながらも、必ずそこにあるのはオリジナリティ

今回はそんな彼の楽曲から「東京フラッシュ」の歌詞の意味を解釈していきます。

「東京フラッシュ」

「東京フラッシュ」は、端的にいうならVaundy流のシティポップです。

最近では、多くのアーティストがシティポップから影響を受けた楽曲を作っています。

シティポップは似通ってしまいがちですが「東京フラッシュ」は彼らしさに溢れているのです。

そのこだわりは、楽曲内のギターピアノの音色に分かりやすく現れています。

それだけではなく、彼の天性のものといえるその歌声。

この気だるく甘い歌声が、この曲を特別なものとしています。

また、外せないのがその歌詞です。

今回は、彼のオリジナリティ溢れる言語感覚を読み解いていきます。

「東京フラッシュ」のMVはこちら

歌詞の紹介に入る前に、まず「東京フラッシュ」のMVをご紹介します。

このMVですが、YouTube上での公開から5ヶ月間で既に330万再生以上を記録。

公開時点でまだアルバムを発売していないアーティストとしては異例じゃないでしょうか。

彼への注目度の高さが窺えます。

リスナーのことを惹きつけて離さないVaundyの「東京フラッシュ」。

その歌詞の意味を解釈していこうと思います。

1番

Aメロ(1番)

相槌がうまくなったんだ
できてる? できてる?
ぁあ、君もうまいね
合図なしで攻撃してきたんだ
わるくない わるくない
あぁ、もういいのかい

出典: 東京フラッシュ/作詞:Vaundy 作曲:Vaundy

まずはAメロのパートからです。

ここで表されているのは、ある2人の関係性

歌詞の主人公である彼は、相槌が上手くなったことを「君」に対して伝えています。

相槌というのは、コミュニケーションをする上で欠かせないものです。

それを嬉しそうに、歌詞中2行目のように伝えている彼。

ここから、歌詞中の「君」は、主人公よりも立場が上に立っているかのような印象を受けます。

そして、4行目では「合図なしで〜」といっていますが、これは何を指しているのでしょうか。

前後の文脈から、これは言葉での攻撃と受け取るべきでしょう。

主人公の言葉に、相槌で上手く返してきた「君」に対して言っているのです。

6行目では、彼は「君」に飽きられてしまったのか、残念そうな言葉を口にしています。

Bメロ(1番)

STAYまだここにいてね 君の
FAKEの笑顔をみせてよみせてよ
STAGE4の癌にかかっているみたいかい?
AGEごしの性愛者でいいの

出典: 東京フラッシュ/作詞:Vaundy 作曲:Vaundy

ここからはBメロのパートとなります。 

Vaundyらしさはここが顕著なのではないでしょうか。

各行の出だしで英単語を用いることで、楽曲内でも歌詞においてもインパクトを作っています。

それによってシティポップならではのおしゃれさを彼流にアレンジしているのです。

それでは、歌詞の内容を見ていきましょう。

1行目「STAY〜」は、「君」がどこかへ行ってしまうことを恐れているかのようです。

2行目での「FAKEの〜」というのは、彼女が自分を隠していることを表しているのでしょう。

どこか本音が見えない、ミステリアスな人物を思わせます。

3行目「STAGE4の〜」という言葉では絶望感を表しているのでしょうか。

弱っていく精神や肉体を思わせる表現です。

「君」に対して問いかけているように感じますが、恐らく自分自身への言葉でしょう。

4行目「AGEごしの〜」というのは、「君」との年齢差を感じさせます。

このパートまで読めば、これが恋愛についての歌だと読むことができるでしょう。

主人公の彼は、「君」に恋をしています。

しかし、相手は年上の女性。

彼は「君」に弄ばれているのでしょう。

このパートでも、彼の方が下手に出るような言葉が並んでいます。

ここからはこの楽曲が主人公の恋愛についての歌だと仮定して進めていきましょう。

サビ

どこへ行っても変わらない街