治らない古い傷は
無かったかのように隠す お日様が
昼間の星と同じだね
本当は キラキラ キラキラ
この街中に

出典: なないろ/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央

悲しい過去や辛い記憶、「古い傷」は生きていれば誰しもが1つや2つ持っているものです。

皆それぞれ胸の奥に、鞄の中に詰めて人生を歩いています。

昼も夜も空の向こうには無数の星が輝いています。ただ昼間は太陽の光で隠されているだけです。

人の思い出はその「昼間の星」のようだ、と藤原基央は歌います。

人の数だけそれぞれの思い出が無数の星のように街中に隠されている、と。

過去は目に見えるものではありませんが、皆それぞれ過去から連なって「今」にたどり着いたのだから。

涙の砂 散らばる銀河の中
疲れた靴でどこまでだっていける
躓いて転んだ時は 教えるよ
起き方を知っている事

出典: なないろ/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央

皆それぞれ毎日を一歩一歩進んで生きています。

その足跡、過去は無数の星のように今日と連なっています。

無数の星の連なり、人生はまるで「銀河」です。

人生を歩いていく上で過去の思い出に躓くこともあるでしょう。

藤原基央はその時の「起き方」を知っている、と歌います。

過去とどう向き合っていけばいいかを教えてあげる、と。

過去や思い出に躓いてしまった時の「起き方」とは一体どんな方法なのでしょうか。

いつかまた虹に出会える

BUMP OF CHICKEN【なないろ】歌詞を解釈!失くせない記憶の出番はいつ?昨日からきた僕とはの画像

手探りで今日を歩く今日の僕が
あの日見た虹を探す今日の僕を
疑ってしまう時は
教えるよ あの時の心の色
いつか また会うよ
戻れないあの日の七色

出典: なないろ/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央

過去に躓いてしまった時に大切なのは「あの時の心の色」です。

「君」がいた日々を思い出して「君」がいないことに落ち込んでいては前に進めません。

そうではなく、「君」がいた日々に輝いていた自分の「心の色」を思い出すことが大切です。

もうあの日には戻れないけど、あの日の自分の心を大切にして前を向いて生きていこう。

過去を眺めて立ち止まるのではなく、過去の自分の想いを一緒に連れて進もう。

そうすればまたいつか「あの日の虹」に出会える、と最後のサビで「起き方」を教えてくれています。

まとめ

BUMP OF CHICKEN【なないろ】歌詞を解釈!失くせない記憶の出番はいつ?昨日からきた僕とはの画像

この記事ではBUMP OF CHICKEN【なないろ】の歌詞を解釈してみました。

人生を「移り変わる天気」に、過去を「星」に例えて展開していく見事な歌詞でしたね。

過去から連なって今があること。

過去の「心の色」を忘れてはいけないこと。

大切なことをたくさん教えてくれる楽曲でした!

【なないろ】は過去に躓いてしまう人に是非聴いてほしい楽曲です!

では最後に関連記事をご紹介しておきます。

2000年にメジャーデビューを果たした4人組ロックバンドBUMP OF CHICKEN。2001年にリリースした「天体観測」は彼らの代名詞とも言える曲です。今回は、「予報はずれの雨がキーワード」「答えの無いところに答えを探す歌」といった観点から「天体観測」の歌詞に隠された意味を紐解いていってみたいと思います。

BUMP OF CHICKENといえばこの曲、【天体観測】です。

【なないろ】でも「星」や「銀河」という歌詞が出てきましたが「天体」は彼らの真骨頂ですよね。

日本を代表する唯一無二のロックバンド「BUMP OF CHICKEN」。そんな彼らのMVが泣けると話題の曲が『虹を待つ人』です。今回は、この曲の歌詞・コードまで徹底紹介します。

【なないろ】の他にも「虹」をテーマにした楽曲BUMP OF CHICKENにはあります。

2013年に1作目の配信シングルとしてリリースされた【虹を待つ人】です。

是非他のBUMP OF CHICKENの記事も併せてお楽しみください!

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