主人公は2人の間に流れる気まずい時間をどうにかするためにテレビを付けます。
しかしながらテレビで流れている話題も興味を持てないような内容。
そんなテレビを見ているくらいなら、君と喧嘩している方がマシだと考えています。
ここには喧嘩をしていても主人公が君のことを愛していることが伝わってくる歌詞です。
2人の間に信頼関係が気づかれているのが分かります。
6行目では神に祈るような気持ちでいる主人公。
仲直りをしたいと思っているのでしょう。
7行目では恐らく喧嘩の原因について歌っていると考えられます。
小さなことが大きな問題になってしまい、主人公は反省している様子です。
安らぎの風
髪を撫でる風
どこへ行くの僕ら
いがみ合うよ彼ら
空は晴れて風は
髪を撫でていくわ
出典: 折り合い/作詞:Gen Hoshino 作曲:Gen Hoshino
この歌詞パートでは主人公がこれからの未来について考えています。
どんな未来が待っているのか心配しているのでしょうか。
3、4行目の歌詞を見る限りそこまで深刻な気持ちではないようです。
きっとどうにかなると、風に吹かれながら思っているのでしょう。
これからの未来に対して希望を持ち生きていこう考えているのかもしれません。
心を撫でる風
家の中で僕ら
道の上で僕ら
空は晴れて風は
心撫でていくわ
出典: 折り合い/作詞:Gen Hoshino 作曲:Gen Hoshino
家や道というのは2人のこれからの暮らしを象徴する場所なのではないでしょうか。
きっと安心できるような未来が待っている。
そう考えているからこそ、風を心で感じることができるのでしょう。
今という時間に危機が存在していたとしても、希望を持って生きることが大切。
「折り合い」では私たちにそう伝えたいのではないでしょうか。
家族でありながら家族になり切れない2人が暮らしていく時間。
そこには主人公の不器用な愛情が描かれていました。
まとめ
今回は星野源の「折り合い」の歌詞を解説しました。
2020年という時代の一瞬を切り取ったかのようなラブソング。
そこには愛しているが故に発生してしまう問題に対して「折り合い」を付けようとする2人が描かれていました。
どんな家族や恋人でも近づけば近づくほど配慮が必要になります。
どんな人でも相手と完璧に考えが同じということはあり得ないからです。
この楽曲では2020年の状況と共に夫婦のぎこちない愛情が描かれています。
星野源の柔らかな歌詞が私たちの心を包み込むような楽曲でした。
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