ハッピーエンドで終わる「君」と「僕」の物語

人生をフルコースで深く味わうための
幾つものスパイスが
誰もに用意されていて
時には苦かったり
渋く思うこともあるだろう
そして最後のデザートを笑って食べる
君の側に僕は居たい

出典: https://twitter.com/mr_children_ooo/status/903771724298076160

生きていけば辛いことも苦しいこともあるけど、それは全て「人生をフルコースで深く味わう」ための「スパイス」だという歌詞

そして、最後に「君」待っているハッピーエンドで「僕」は「君」の隣にいたいと言っています。

どんな困難も乗り越えて、「君」と生きていきたいという思いが溢れている歌詞ですね。

何事もなく生きていられることが嬉しくて、愛しい

残酷に過ぎる時間の中で
きっと十分に僕も大人になったんだ
悲しくはない 切なさもない
ただこうして繰り返されてきたことが
そうこうして繰り返していくことが
嬉しい 愛しい

出典: https://twitter.com/Mrchildrenbot2/status/903674191223808000

時間の流れは「残酷」にも、止まることを知らず、ただ刻々と流れていくだけです。

何もしなくても、今年という一年が終われば、また新しい年がやってくる。

人生がそんな繰り返しだとしても、何事もなく今生きていられていることが、「嬉しい」、そして、「愛しい」と言っているのです。

毎日が、淡々と何も感じない心で仕事を繰り返す日々だったり、何もせず無駄に過ごす日々が続いたりすると、生きている意味がないような気がすることもあります。

しかし、この歌詞で言っているように、「日々が繰り返されてきたこと」自体が「嬉しい」、「愛しい」と感じられたなら、生きているのも捨てたものではないと思える気がしますね。

とても素敵な歌詞だと思います。

ヒーローは普通の人でいい

ずっとヒーローでありたい
ただ一人 君にとっての
ちっとも謎めいてないし
今更もう秘密はない
でもヒーローになりたい
ただ一人 君にとっての
つまずいたり 転んだりするようなら
そっと手を差し伸べるよ

出典: https://twitter.com/MrChildrennouta/status/903875431333376001

ヒーローといえば「謎めいて」いたり、仮面を被って真の顔を「秘密」にしていたりします。

しかし、この歌詞では、そんな「謎」も「秘密」もないけど、「君」が「つまずいたり 転んだりするような」時に「そっと手を差し伸べる」、「ヒーロー」で「ずっと」いると言っています。

他人から見れば、ごく普通の人ですが、ずっと「君」だけのことを見ていて、すぐに手を差し伸べられるようにしているのですから、「君」にとってはピンチの時にはいつだって助けてくれる「ヒーロー」でいられますよね。

物語の世界では別として、実際の世界では自分の命を投げ出して全ての人を分け隔てなく救うヒーローになるなんて、できることではありません。

それは、誰にだって大切な人がいるからです。

でも、大切な人の、たった一人のためのヒーローにならみんななれる、そして、歴史に名を刻まなくても、たくさんの人を救えなくても、そのために生きればいい。

それでいいのではないかと歌っているのです。

おわりに

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この曲の歌詞に出てくる「僕」のように正義感や責任感が強い人であればあるほど、生きている意味を考え、自分を追い詰めてしまうことがあるかもしれません。

しかし、大きな使命を抱えた、偉大なヒーローになれなくても、この歌詞のように、ただ自分が毎日生きていられることを愛おしいと思えたら、大切な人が辛い時に手を差し伸べられたら、それでいいと考えられたら、自分を責める気持ちが和らぐ気がしますよね。

人生に疲れたと感じる日も、この曲を聴いてみてはいかがでしょうか。

大切なことを思い出すかもしれませんよ。

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