【Nem Feat. luz/エンジェルフィッシュ】歌詞の意味を解釈！嘘と知りつつ溺れる愛の行方は？

最後に繰り返されるサビでは、この物語での主人公の心情の変化を段階的に読み取ることができます。

一緒に辿っていきましょう。

まず、男性からの心のこもっていない「愛の言葉」。

体目的と分かっていても、わずかに与えられる「愛」を求め、主人公は縛られていました。

でも、自分の状況を客観視できているからこそ苦痛で堪らない。

まるで溺れかけているように苦しい。

一時的に「幸せ」を感じても、一人になると深い喪失感に苛まれてしまう。

「私は何をしているんだろう」

「私の愛情って何なんだろう」

男性に怒りを向けるどころか、主人公は自分を責め立ててしまいます。

でもそれは悲鳴を上げている心を「さらに痛めつける」行為。

「いっそ死にたい」という思いは、男性に対する「憎悪」という深層心理の現れでした。

限界を迎えた少女は、男性を殺めることを決意。

主人公を思い通りに飼いならしてきた男性。

今度は主人公が行動を起こす番。

深くねじ曲がった愛は、残酷な結末をもたらしました。

辛い恋愛を「人魚姫」と「熱帯魚」に例えた楽曲「エンジェルフィッシュ」はいかがでしたか？

「人魚姫」というテーマは、恋い焦がれる相手に夢中になる女性を表現。

「熱帯魚」は自分を客観的に見た状況を表現していたのだと思います。

依存的な関係性は一瞬心が安らいだ気がしても、長期的に見ると苦痛ですね。

この楽曲の主人公は「諦める」という選択肢を排除した結果、限界を迎えてしまいました。

何が正解なのか断言はできません。

でも、せっかく純粋で他人に優しい心を持っているから、素敵な恋愛をしてほしいなと感じます。

luzさんの優しくて甘ったるい歌声…クセになってしまいますね♪

最後に、OTOKAKEにあるluzさんの記事をご紹介します。

ぜひご覧になって、もっと好きになってくださいね！

まずは大人気曲「クイーンオブハート」。

官能的な歌詞と甘い声が絶妙にマッチしていますよ。

次は「クイーンオブハート」に続く物語である「チェリーハント」。

強気な主人公に込められた純粋な恋心に、心がじんわりとしてしまいます。