歌詞について

新しい世界へ飛び出そう

「夜明けのBEAT」はイントロから勢いのあるギターリフが炸裂する、疾走感あふれるロックンロールナンバーです。

歌詞を見ていきましょう。

半分の事で良いから 君を教えておくれ
些細な事で良いから まずはそこから始めよう

ふしだらな夜も良いのさ たまにゃ何かを吐き出そう
街中に走る車の 音がなんだか耳障り

出典: 夜明けのBEAT/作詞:志村正彦 作曲:志村正彦

君のことを教えてくれ、まずはそこから始めよう、と相手を理解しようとすることを歌っています。

ドラマ「モテキ」の主題歌として考えると恋愛のことを歌っているように思えます

しかし続くフレーズ「たまにゃ何かを吐き出そう」とか「車の音がなんだか耳障り」をみると、それだけではない印象

何かモヤモヤしたものが胸の中にあって、いらだっているように感じないでしょうか。

このままじゃいけない、何か動いて変えなければいけないという焦りみたいなものが見える気がします。

バクバク鳴ってる鼓動 旅の始まりの合図さ
これから待ってる世界 僕の胸は踊らされる

出典: 夜明けのBEAT/作詞:志村正彦 作曲:志村正彦

サビの歌詞は、心臓の鼓動と共に新しい世界に飛び出していこうという内容です。

まさに「夜明けのBEAT」ということですね。

先のことはわからないけれど、とにかく前に進もうと歌われています。

曲のスピード感とともに、背中を押されるような勢いがあると思います。

都会の真ん中で 君は何を思っているの
だんだん夜更けが近づく 相も変わらず耳障りだ

バクバク鳴ってる鼓動 旅の始まりの合図さ
これから待ってる世界 僕の胸は踊らされる
バクバク鳴ってる鼓動 旅の始まりの合図さ
これから待ってる世界 僕の胸は踊らされる

出典: 夜明けのBEAT/作詞:志村正彦 作曲:志村正彦

「夜明けのBEAT」は現状から抜け出して新しい世界へ飛び出して行こう、と歌っている曲のように思えます。

少年から大人になろうとする青春の時期の曲なのかもしれません。

ただ、これはあくまでも一つの解釈でしかありません。

百人いれば百通りの解釈があって当然だと思います。

こんなに勢いがあって前向きな言葉を歌った志村正彦には、まだまだやりたいことがあったのだと思います。

死因が公表されていない中で、いまだに色々な憶測がネットに書き込まれたりしています。

少なくとも、死の3か月前にこんな曲を発表した人間が、自分で死を選ぶようなことはないと私は思います。

最後に

フジファブリックの「夜明けのBEAT」についてご紹介しました。

本当にカッコいい曲ですし、『MUSIC』も素晴らしいアルバムです。

ぜひ聞いていただきたいと思います。

改めて、惜しい才能をなくしてしまったのだと思います。

しかし志村正彦の残した名曲の輝きは色あせることはありません

そして志村亡き後もフジファブリックは素晴らしい活躍をしています。今後の活動にも期待しましょう!

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