フジファブリックとは?
メンバーの変遷
フジファブリックの結成は2000年です。
バンド名の由来は当時のメンバーの実家が営んでいた繊維業の会社名「富士ファブリック」からだそうです。
インディーで活動する中何度かのメンバーチェンジが行われます。
2004年にメジャーデビューした時のメンバーはこの5人でした。
志村正彦:ボーカル/ギター
金澤ダイスケ:キーボード/コーラス
加藤慎一:ベース/コーラス
山内総一郎:ギター/コーラス
足立房文:ドラムス
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%B8%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF
志村正彦:ボーカル/ギター
金澤ダイスケ:キーボード/コーラス
加藤慎一:ベース/コーラス
山内総一郎:ギター/コーラス
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%B8%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF
レコーディングやライブでのドラムはサポートメンバーを加えて活動していました。
ほぼ全ての作詞作曲を行っていたのは志村正彦です。
甘酸っぱい青春を歌いながらも独特の言語感覚とユーモアを持つ歌詞、そして不思議な起伏とコード進行ながら耳に残る美しいメロディー。
志村の書く曲はファンだけでなく、多くのアーティストからも高く評価されました。
志村がバンドを始めるきっかけになった憧れのアーティストである奥田民生も、ライブでフジファブリックの曲をカバーしています。
そして現在のメンバーは、この3人です。
山内総一郎(ボーカル/ギター)
金澤ダイスケ(キーボード)
加藤慎一(ベース)
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%B8%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF
突然の悲劇
2009年12月24日、バンドの中心人物であったボーカル・ギターの志村正彦が亡くなりました。
あまりにも突然の出来事でした。
志村の訃報は翌25日にバンドの公式サイトで発表されましたが、死因は「病名不詳」としか書かれていません。
フジファブリックは2009年12月30日に「COUNT DOWN JAPAN 09/10」に出演を予定していましたが、キャンセルとなりました。
替わりに過去の出演映像をスクリーンで上映したのです。
ファンはもちろん、多くのアーティストたちも突然の死を悼みました。
バンドは解散も考えたと言いますが、金澤、加藤、山内は3人でフジファブリックとしての活動を続行していくことを決めました。
「夜明けのBEAT」は志村正彦が亡くなる3か月前に発表された曲なのです。
「夜明けのBEAT」
ドラマ「モテキ」の主題歌
「夜明けのBEAT」は、テレビ東京系で放送された「モテキ」主題歌に起用されました。フジファブリックにとっては初のドラマ主題歌です。
「モテキ」は久保ミツロウによるマンガが原作です。
三十路間近のモテない草食系男子・藤本幸世が主人公。
ある日突然知り合いの女の子から次々と連絡が入り、いわゆる「モテ期」が始まります。
これまでモテ期の来なかった藤本は、焦りながらも女の子とデートやイベントをこなしていく中で、自分自身と向き合っていくという物語です。
原作者の久保ミツロウは元々ロックやポップスの熱心なリスナーで、サブタイトルは全て色々なアーティストの楽曲が元ネタになっていました。
収録アルバム
「夜明けのBEAT」は2010年7月28日にリリースされたアルバム『MUSIC』に収録されています。
志村正彦が急死したのは次のアルバムのについてのミーティングを行っている時期でした。
アルバムに向けて、志村はすでに何曲かのデモテープを作っていました。
彼の遺した楽曲を、フジファブリックの新しい作品として完成させて世に出したいというメンバー・スタッフの意志のもと、残されたメンバーの手によって完成したのが『MUSIC』なのです。
デモは、アレンジが大枠固まっていたもの、志村がアレンジし歌詞を付けて歌まで録音していたもの、歌詞・歌録りができていないものなど様々だったそうです。
このアルバムには志村正彦の最後の歌声が収められています。ぜひ、聞いてみてください。
PV
「夜明けのBEAT」はPVが作られています。
この曲が主題歌になったドラマ「モテキ」の演出と脚本を担当した大根仁が監督しています。
また、同ドラマで主演を務めた森山未來が出演していることでも話題になりました。