自分を貫く

誰にも明かさずに超えてみたい
仮になる前に潤わせたい
今わかるなら問いときたい 喋ろ
ただ 自分になりたいの 一刻も早く

出典: マイノリティ脈絡/作詞:ACAね 作曲:ACAね

誰にも知られないまま多数派から少数派への境界線を越えたい。

自分が自分であることを実感できるのは少数派でいるときなのです。

ありのままの自分で生きていきたいという主人公の強い気持ちが表れています。

足りない=繋ぎたい=言葉にしちゃう から
ありがと、で良かった

出典: マイノリティ脈絡/作詞:ACAね 作曲:ACAね

最後のサビは、序盤は1番や2番のサビと同じ歌詞が使われています。

しかし、最後の表現に大きな変化が。

中途半端な自分と誰かと繋がっていたいという気持ち。

この2つと繋がれていたのは前向きな表現でした。

ついに主人公は少数派であることを口にしたのです。

そこで出てきたのは"感謝"。

主人公は本当の自分を晒せば周りが去っていくと考えていました。

しかし、実際に行動に移してみると、周りはそれを受け入れてくれたのです。

そんな周囲の人たちへの感謝を述べ、ハッピーエンドでこの物語は締めくくられます。

見られる自分と本当の自分

曲中で主人公は自分の見られているイメージ(多数派)と本当の自分(少数派)で何度も悩んでいました。

たしかに多数派のフリをしていれば、誰からの反発も受けず平和に生きていけるのかもしれません。

少数派は多数派から省かれてしまうことが多いのです。

主人公は何度も多数派でいようとしましたが、結局は少数派として自分らしく生きることを選びました。

つまり「マイノリティ脈絡」を進んでいくことを選んだのです。

それが主人公にとって幸せな選択だったのかはわかりません。

しかし歌詞の最後が感謝の言葉で終わっているので、きっとハッピーエンドなのだと信じて解釈を終えることとします。

中毒性のある楽曲たち

ずとまよの楽曲には中毒性があるものが多く、「マイノリティ脈絡」もその1つ。

そこで今回は、中毒性のある楽曲の中からおすすめのものを3曲お持ちしました。

どれも1度耳にすると離れなくなるような曲ばかりです。

「ヒューマノイド」

ずっと真夜中でいいのに。【マイノリティ脈絡】歌詞の意味解釈!「=」で繋いだ方程式に込められた想いとはの画像

1曲目はずとまよの「ヒューマノイド」。

人間ではないが、人間とほど近い存在のヒューマノイド。

そして、そのヒューマノイドを近くで見守る人間。

2人の曖昧で複雑な感情のやり取りがおもしろく、ハマってしまいます。

曲中には呪文のような言葉が使われており、耳に残るフレーズが多いのが特徴です。

「ずっと真夜中でいいのに。」の1stミニアルバムに収録されている『ヒューマノイド』は、自分が人間なのだと断言する根拠がどこにあるのか考えさせられる一曲です。主人公が抱く「こんな気持ち」とは?イントロ・アウトロの呪文は一体何語なの?『ヒューマノイド』に隠された物語を紐解きます。

Cö shu Nie「asphyxia」

ずっと真夜中でいいのに。【マイノリティ脈絡】歌詞の意味解釈!「=」で繋いだ方程式に込められた想いとはの画像

2曲目はCö shu Nieの「asphyxia」。

TVアニメ東京喰種トーキョーグール:re」のオープニングにも使われた楽曲です。

Cö shu Nieの曲は世紀末を思わせるような独特な世界観が特徴的。

ボーカルの洗練された歌声と特徴的なメロディに虜になってしまいます。

今人気急上昇中のロックバンド「Cö shu Nie」。「東京喰種:re」のOPに起用されたということで一気に話題となりました。そんなCö shu Nieが歌う「asphyxia」の歌詞に迫ります!

神様、僕は気づいてしまった「CQCQ」