目的を守り通しなさい

山を越え谷を越えて
恥かいても守りなさい

出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-170614-033

『疾風ロンド』劇中のスキーチェイサーのシーンを彷彿とさせるラストです。

目的を果たすためなら手段を選ばずにどこまでも行け、ということですね。B'z楽曲だからこそ説得力のあるフレーズです。

「フキアレナサイ」感想

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楽曲のスタートは何やら怪しいコードで弦をつまびくような音。そこから重たいリフと「なーーーーう!」という稲葉さんのシャウトでリスタートします。

「初期B'zのカムバック」などの感想がありますが、たしかに「Ultra Soul」のような雰囲気を感じることができます。しかしリフはよりシリアス&ヘヴィに仕上がっており、新たなスタートをきろうとするB'zの姿勢を感じ取ることができます。

タイトルがカタカナなのはB'z独特のセンスですね。「イチブトゼンブ」的な、漢字のもつ重厚な見栄えを取り払い言葉そのものの意味に還付するようなチョイスです。

『声明/Still Alive』と「フキアレナサイ」

上述のように「初期B'zのカムバック」的な感想がネットで書かれていますが、『声明/Still Alive』を一枚通して聴いていると「フキアレナサイ」はカムバックというよりはリスタートの曲であるように感じます。

収録曲「声明」は自分が変わることを宣言している曲ですし、「Still Alive」は終わりを否定する曲です。さらに「世界はあなたの色になる」では現在は過去の行為の結果、ということを歌っています。

過去にしがみつく行為はB'zではめったに見られないことです。それゆえ過去の楽曲が現在の作品のエッセンスとはなっているでしょうが、まったくべつものとしてとらえたほうがより深い解釈ができることでしょう。

どんなミュージシャンの評価にもいえることですが、初期作品ばかりを信奉しても置いてけぼりになるだけです。リスナーも変わり続けましょう。

「フキアレナサイ」まとめ

以上、『疾風ロンド』の主題歌「フキアレナサイ」についてご覧いただきました。

筆者はコメディ映画をあまり好まず、かつ『疾風ロンド』にサスペンス色を期待していたために、映画のほうは途中で挫折してしまいました。しかし原作のサスペンス感を求めず、笑いのドラマとして覚悟して観れば最後まで観れるかと思います。

これからスキーシーズンもやって来ることですし、ぜひ秋のうちに衣替え的な感覚で音楽プレイヤーに入れておきましょう。音楽プレイヤーの入れ替えもまた楽しい行為ですよ!

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