それでは、いよいよこの曲の歌詞に焦点を当てて見ていきましょう。まずは、最初のフレーズから意味を探っていきたいと思います。
この曲、先ほども言いましたように空模様が描写されている箇所が多いんです。それはどんな意味があるのでしょうか。ここにも注目したいですね!
空模様は、恋愛の様子!?
ヒドク曖昧な空
あの頃の僕によく似てる
晴れるわけでもなく
雨が降るわけでもなく
まるで自分のものみたいに
僕を呼ぶ君が好きだった
その瞬間だけは
僕の、
僕だけの君みたいで…
出典: ソラアイ/作詞:持田香織 作曲:Hikari
このフレーズから気づく方も多いのではないでしょうか。
好きな人に気持ちを伝えることができず、中途半端な気持ちが空模様に照らし合わせるかのように描写されていると思いませんか?
好きな人とお互いが愛し合える関係であれば、きっと晴れで、失恋ともなればきっと雨模様でしょう。
そんなどっちつかずの関係が、まさにこの部分で表現されているのではないでしょうか。
片想いは、楽しいと思える時期もありますが、相手の気持ちを探ってばかりで悲しくなる時も同じようにあると思います。
そんな曖昧な気持ち様子が、空の描写として表現されています。
空を見上げると、ふとその時の恋愛を思いだすような、切ないイメージもありますね。
サビフレーズ
晴れるわけでもない空を
それでも僕は
今日を期待して生きてみる
君が僕にくれたように
僕もまた誰かを
深く愛せますように、と
出典: ソラアイ/作詞:持田香織 作曲:Hikari
でも、ただ気持ちが下がってしまうだけの曲ではないのが、持田さんのソングライティングセンスだと思います。
そんな曖昧な空の下でも、その先にはきっといいことが待ち構えていると希望を持つことができる部分ですね。
そして、少し掘り下げた話になってしまいますが、曇りや雨などの天気はずっと続くことはありませんよね? どんなひどい雨だって、雲に包まれた空であっても、その後は必ず晴れになります。
そうです、雲のうえでは、常に青空と太陽があるんです。気持ちが沈んでいても、このことをイメージすると、気分も前向きになれること間違いないでしょう。
きっとこの部分でも、それを伝えたいんだと思います。
これが恋愛になったとしても、きっと空と同じように晴れの日だってやってくるものです。そうやって日々過ごしてみようという希望も合わせて表現されています。
移り変わってゆく季節があって
僕も少しは変われたかな
何かを見つけられたかな
この空のむこうにある光のように
出典: ソラアイ/作詞:持田香織 作曲:Hikari
ここでは、自分自身にその気持ちの成長を問いかける部分があります。
時間が経ったとしても、その過去の思い出は変わることはありませんが、それを経験してきた自分は確実に変わったと思います。
恋愛で、様々な「空模様」を経験したことが、きっと今に繋がっているんです。
晴れた空になるには、曇った空があるからこそ、一段と素晴らしく見えるのだと思いますよ。
最後に
さて、ここまで「ソラアイ」の魅力、音楽性、そして歌詞の意味までご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
初期のポップでキャッチーな音楽性であっても、この曲のようにアコースティックな曲であっても、変わらないものがあります。
それはソングライティングのセンスです。これは健在で、聴く側の期待をいつまでも裏切ることはありません。
そんなEvery Little Thingの活躍を今後も期待していきたいですね。
この曲をきっかけに、好きになったという方もいると思います!是非、合わせて他の曲やアルバムをチェックしてみてくださいね。
以上、今回はEvery Little Thingの人気シングル「ソラアイ」について、特集しました。
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