変わる景色に迷う時 微かな音が目印になる
消える景色のその中に とり残された時
響く鐘の音の様な あのメロディーはなんだっけ
昨日や明日じゃなくて 今を唄った歌
出典: メロディーフラッグ/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
自分を取り巻く景色は、日々の中で大きく変わっていきます。その変化に迷う時はあるでしょう。
そんな時に微かな音が目印になります。それは、心の中で変わらずに流れている音かもしれません。
鐘のように遠くにいても聞こえるそのメロディーは、消えていく昨日でも見えない明日でもなく「今」を唄った歌なのです。
生きてきた分だけ 増えた世界が 作る迷路
その中で僕らは 目印を深く 突き刺した
出典: メロディーフラッグ/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
生きていると人や社会との関わりが増え、世界は広がっていきます。時にはそれが迷路のように感じることもあるでしょう。
その迷路に惑わされないように、目印を突き刺すのです。それがあれば、迷った時にも帰ることができるのだと思います。
そこで涙をこぼしても 誰も気付かない 何も変わらない
少しでも そばに来れるかい? すぐに手を掴んでやる
風に揺れる旗の様な あのメロディーを思い出して
遠い約束の歌 深く刺した旗
出典: メロディーフラッグ/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
その目標から遠い場所まで離れ、孤独を感じる時には旗のように揺れるあのメロディーを思い出してほしいと願っています。
色々なことを忘れてしまっても、大切なメロディーは届くと信じています。記憶障害になった友人への想いが感じられる歌詞です。
そして、手が届く場所まで来れたなら手を掴むと約束しています。
消えない旗を振る
全てが形を 変えて 消えても
その耳を 澄ましておくれ
涙目を 凝らしておくれ
出典: メロディーフラッグ/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
目まぐるしく変化を続ける世界の中で、すべてが形を変えたり消えたりしてもそれに迷うことなく耳を澄ませてほしいと願っています。
悲しくて涙で前が見えなくなっても、その目を凝らすことで自分が大切にしていたものがきっと見えるはずです。
僕らは嫌でも明日を迎えて いつかは昨日を忘れる
そして 今 君の手を 掴む為のメロディーフラッグ
出典: メロディーフラッグ/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
どんなに拒んだとしても生きている限り、明日はやってきます。昨日は過去になっていくでしょう。
それに怯えることなく、帰るべき音楽の旗を振ると誓っているように感じます。
忘れてしまっても、音楽で君の手を掴むと宣言しているようです。そのような帰る場所があれば、きっとどこへでも進めるでしょう。
変わる景色に迷う時 微かな音が確かに響く
消える景色のその中に 消せない旗がある
出典: メロディーフラッグ/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
まわりの景色がどれだけ変わったとしても、確かに鳴り響く音楽があるのです。
それは決して消せない旗となって、今も揺れているのでしょう。
コードはこちら
『メロディーフラッグ』を自分でも弾いてみたいという方のために、コード譜を紹介します。
この曲はcapo1です。Aメロの基本はⅠ→Ⅳの進行になっています。
C Cmaj7 F
疲れたら ちょっとさ そこに座って話そうか
C Cmaj7 F
いつだって 僕らは 休む間も無く さまよった
出典: メロディーフラッグ/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
Bメロもほぼ同じです。特に難しいコードは出てきません。
C F C F
目にも止まらない速度で 世界は明日へと向かう
Dm C F C
響く鐘の音の様な あのメロディーはなんだっけ
出典: メロディーフラッグ/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
サビもコード自体はほぼ同じですが、唄のメロディーが変わりますので注意しましょう。