またもや猫がしっぽを追いかけています。

傍から見ていると、またおんなじことしてるよー!と思ってしまいがちですが、なんだか憎めないしやっぱりかわいいです。

2行目の部分は、ボク(人間)が、猫の時間の流れ方をうらやましく思う気持ちがうかがえます。

慌ただしく過ごしていると周りも見えなくなることもあります。

けれど、目の前の忙しさに惑わされず、やりたいことは思い切ってやってしまおう!と猫の姿を見て気づかされます。

ちっちゃな穴でもくぐり抜けりゃ大きな世界
こんなツメでつかんだら 痛いだろうなあ
誰も傷つけないように 触れたらなあ

出典: ねこがまるくなった/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ

頭で考えたり、想像しているだけではわからないことはたくさんあります。

やってみたら今見ている景色とは別の何かが見えるんだろうな!と、ボクが前向きな気持ちであることがわかります。

猫のツメはとっても鋭いです。

引っ掻かれると血が出てしまうこともありますし、痛いです。

猫も悪気があるわけじゃない、ただじゃれたいだけなのです。

私たちも、人との関わりの中で似たようなことをよく思うのではないでしょうか。

素直に生きることが幸福への近道かも…

無理に笑えなけりゃ
別に笑わなくてもいいのかにゃ
誰だって同じように悩むのだ
泣いていいのだ

出典: ねこがまるくなった/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ

かわいらしく韻を踏んでいます。

さりげないけれど深みのあるサビ部分です。

歌詞の言葉がやさしく心に染み入るようです。

笑いたければ笑えばいいし、泣きたければ泣けばいいのです。

ねこが丸くなった
ついでに世界も丸くなった
そんな風に今日が決まれば
みんな幸せ

出典: ねこがまるくなった/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ

物事を難しく考えないで、シンプルにしてしまえばいいのだ!

そう思えたら、私たち人間の日々のいろいろな感情も軽くなるような気がします。

ねこに生まれてしまったから
ねことして生きていかなくちゃ

ボクに生まれてしまったったから
ボクとして生きていかなくちゃ

ねこに生まれられないボクは
ボクを愛していかなくちゃ

もう転ばないよ

出典: ねこがまるくなった/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ

猫を愛でながら、たくさんの気づきを得たボクは強く思います。

どんなに猫の気ままさや佇まいをうらやましく思っても、自分は猫になることはできない。

もしも、猫が人間のことをいいにゃ~と思っても、猫は人間にはなれない。

少なからず、誰もが誰かになりたい、あの人はいいなぁと思うことはあるでしょう。

それでも、自分以外の誰かになりたいと不毛なことを考え続けるより、自分のいいところを愛して優しくしてあげて生きよう。

もう迷わない、と自分自身に語り掛けているのです。

みんなでまるくなろう

無理に丸めないで
そのままでみんなで転がれば
ぶつかるうちに 角がなくなり
わかり合えるよ
ねこが丸くなった
ボクも丸くなった
君も丸くなろう?
そんな風に出来ているのさ
嘘じゃないんだよ
地球の裏側でもあの世でも
どこの世界だって
ひげを揺らして ねこはにゃんと鳴く

出典: ねこがまるくなった/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ

楽曲の締めくくりは、第三者にも語り掛けています。

みんなで丸くなろうよ、と。

優しさをもらったら、誰かに優しくしてあげたいという気持ちが生まれる、幸福の連鎖ですね。

今までは自分のことで頭がいっぱいだったボクの心は、猫の生き方に触れることで変化しました。

そして、自身の成長へと繋がっていくのでした。

まふまふさんには、もうひとつ猫の歌が!

すーぱーぬこになりたい

まふまふさんにはもう一曲、猫に関する曲があります。

「ねこがまるくなった」とは全く毛色の違う楽曲、それが「すーぱーぬこになりたい」です。

タイトルのとおり、猫になりたいという強い気持ちを心地の良い疾走感とともに切々と歌い上げています!

楽曲の途中に「にぼしコール」が巻き起こりますが、一度聴いたらやみつきの衝撃的なコールです。

MVをぜひご覧ください!

まふまふさんのソロアルバムタイトルは、すべて〇〇色!