そのドアに鍵は無い
開けようとしないから 知らなかっただけ
初めからずっと自由
出典: 虹を待つ人/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
しかし、そのドアには鍵などはじめから無いのです。
自分がそのドアを開けようとしないから気づくことができなかったのでしょう。
望みさえすれば、いつでも自由に壁の外に出られたのです。
壁などありはしない
冷たいままの痛みが そっと寄り添って祈る
冷たいままの体を 温めようとしてる
生きようとする体を 音は隅まで知っている
目を開けたって同じ 自分で作る色
出典: 虹を待つ人/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
自分の中の冷たい痛みですら、寄り添って祈っています。真っ暗な見えない壁の中で冷えた体を温めようとしているのです。
本当は必死に生きようとしていることを自分でも気づいているのかもしれません。
音楽はそんな時にすっと心に染みわたるものですよね。
目を閉じていても開いていても、見る風景の色は自分が作ります。それをどう捉えるかによって、目に映る世界はまったく違う色に見えるのです。
見えない壁が見えた時には その先にいる人が見える
出典: 虹を待つ人/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
目を開けば今まで見えないと思っていた壁も見ることができるでしょう。普通であれば、壁の先を見ることができません。
しかし、「その先にいる人」が見えると言っています。
これは目を開くことで閉じ込められていると感じていた壁など、どこにもありはしなかったことに気づくことをあらわしているのではないでしょうか。
雨の下で虹を待つ
虹を呼ぶ雨の下 皆同じ雨の下
うまく手は繋げない それでも笑う
同じ虹を待っている
出典: 虹を待つ人/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
空にきれいな虹がかかる前には、雨が振ります。誰もがその虹を見るためには、雨に濡れなければならないのです。
自分と同じように雨に濡れながらそれでも虹を待つのはどのような人でしょう。
それは、つらいことに耐えて美しい色を見たいと願う人だと思います。
自分自身の世界の色を決めるのが自分であれば、たとえどんなにひどい雨が降っても耐えようと決めたのではないでしょうか。
うまく手をつなぐことができなくても、希望を持って虹を待っていれば笑顔になれますよね。
あるいは気付いていて 怖かっただけ
どこまでもずっと自由
出典: 虹を待つ人/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
本当ははじめからすべて気づいていたのかもしれません。
自由というのは自分で決めていかなければならない恐さもあります。
ただ、それを受け入れてしまえばどこまでも人は自由になれるのです。
コード譜はこちら
自分でもこの曲を弾いてみたいという方のために『虹を待つ人』のコード譜について紹介します。
Gadd9 Bm7 Asus4
眠れなかった体に 音が飛び込んで走る
Gadd9 Bm7 Asus4
目を閉じれば真っ暗 自分で作る色
Gmaj7 Bm Asus4 A
Gmaj7 Bm Asus4 A
出典: 虹を待つ人/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
まず、上記がAメロの部分です。
DGadd9 Em7 Gadd9 Asus4
見えない壁で囲まれた部屋 命に触れて確かめている
D G
Oh~
Gadd9 Em7 A
そのドアに鍵は無い
D G
Oh~
Gadd9 Em7 A
そのドアに鍵は無い
D Gadd9 G
開けようとしないから 知らなかっただけ
Bm G
Oh~
Em7 Gadd9 Asus4
初めからずっと自由
Gmaj7 Bm Asus4 A
Gmaj7 Bm Asus4 A
出典: 虹を待つ人/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
サビ前とサビの部分です。サビ前でDをベースとした進行に変わることで、サビの盛り上がりを強めています。
上記が基本的なコード進行となりますので、音源を確認しながらマスターしてみてください。