リアルな表現力が魅力のMr.Children
Mr.Childrenは日本のバンドグループで、1992年5月にデビュー。
2017年で25周年を迎えており、ボーカルの桜井和寿とギターの田原健一、ベースの中川敬輔とドラムスの鈴木英哉の4人で活動しています。
彼らを日本のトップアーティストへと押し上げたのは『innocent world』で、当時は有線でもリクエストが連発するほど人気がありました。
そんなMr.Childrenはデビュー当時は恋愛ストーリーを歌詞に込めることが多かったのですが、人気を集めていくにつれ徐々に社会の世相に対して表現することも増えていきます。
このためMr.Childrenは広い世代をターゲットにし、時代に合わせたリアルなナンバーを生み出すことでも知られています。
シングル『マシンガンをぶっ放せ』
『マシンガンをぶっ放せ』は、1996年8月にリリースしたシングルナンバー。
カップリングには『Love is Blindness』と『旅人』が収録されており、Mr.Children12枚目のシングルでもあります。
実は『マシンガンをぶっ放せ』は1996年6月リリースのアルバム『深海』に収録されたナンバーの一つで、それをあえてシングルカットし当時は珍しい12cmマキシシングルの発売でした。
桜井和寿の感情をぶつけるような力のこもった歌が印象的で、オリコンでも週間ランキングで1位を獲得しています。
ストレートなタイトル
『マシンガンをぶっ放せ』で最初に目につくのはタイトル。
感情を爆発させたかのような言葉回しがあり、反面投げやりな言い方をしているようにも見えます。
しかしストレートな一言はインパクトも大きく、多くの人の度肝を抜いたタイトルと言えるでしょう。
50年代を思わせるサウンド
シングル『マシンガンをぶっ放せ』を聴くと、しっかりしたリズムを刻みつつ緩やかなテンポのサウンドがポイント。
そしてギターのメロディーラインはエルビス・プレスリーなどの、50年代オールディーズサウンドを意識しているのが分かります。
このため『マシンガンをぶっ放せ』は、ぶっ飛んだタイトルにも見えますが懐かしさを覚えるナンバーでもあるのです。
強烈な言葉が飛び交う歌詞
『マシンガンをぶっ放せ』はタイトルもそうですが、歌詞にも強烈な言葉が使われておりリリース当時はそういった意味でも話題になっています。
同ナンバーのリリースは1996年で、デビューから4年経過していたMr.Children。
彼らの運気をグンと上げた『innocent world』は1994年リリースなので、人気も絶頂期の頃です。
そんなMr.Childrenが生み出すナンバーもかなり攻めの姿勢だったため、『マシンガンをぶっ放せ』は初期のナンバーとしても代表的なのが分かります。
『マシンガンをぶっ放せ』の制作背景を見る
過激なタイトルで歌詞の『マシンガンをぶっ放せ』は、桜井和寿が作詞を担当。
同ナンバーが誕生した裏側においても、彼が大きなキーポイントになりそうです。
そこで『マシンガンをぶっ放せ』が誕生した裏側に迫り、まとめていきます。