わたしの愛 それはダイアリー
日々のページ つづるの
わたしの愛 それは小舟
空の海をゆくの
夕陽のなか 降り返れば
あなたはわたしを 探すかしら
出典: さよならの夏~コクリコ坂から~/作詞:万里村ゆき子 作曲:坂田晃一
2番のサビも再び「愛」について書かれていることが分かりますね。
若い頃の恋愛というのは、あらゆることが新鮮で色々な出来事や感情が鮮明に残るものです。
そう、まるで日記のように。
そして、きっと恋愛経験が少なく不慣れなせいもあって、恋心が小舟のようにゆらゆらと揺れてしまうこともあるでしょう。
「コクリコ坂から」に登場する松崎海と風間俊は、まだ若い高校生カップルです。
ここの歌詞に登場するような初々しい恋心を抱いていたのではないかと思われます。
街の情景を描いた歌詞
散歩道に ゆれる木々は
さよならの影を おとします
古いチャペル 風見の鶏(とり)
夏色の街は みえるかしら
出典: さよならの夏~コクリコ坂から~/作詞:万里村ゆき子 作曲:坂田晃一
ここから3番の歌詞に突入します。
「さよならの影」というちょっと物悲しいワードが印象的な歌詞ですね。
ここでは、散歩道や教会(チャペル)、屋根の上にある風見鶏などといった街の情景を鮮明に描いていることが分かります。
ポジティブな印象を残したまま終わるラストのサビ
きのうの愛 それは涙
やがて かわき 消えるの
あしたの愛 それはルフラン
おわりのない言葉
夕陽のなか めぐり逢えば
あなたはわたしを 抱くかしら
出典: さよならの夏~コクリコ坂から~/作詞:万里村ゆき子 作曲:坂田晃一
最後に登場するこの部分の歌詞は、ポジティブな印象を強く受けます。
過去の恋愛は悲しいものだった。でも、それはいつか涙のように乾いて消えます。
そして、これからの恋愛はルフラン(繰り返し)のようにおわらない言葉や愛を描いていく。
…そんな感じのニュアンスでしょうか。
人によって受け取り方はさまざまあると思いますが、筆者はそのように感じました。
そして、最後には「抱く」というロマンチックな言葉が出てきて、美しい印象を残したまま歌は幕を閉じます。
おわりに
手嶌葵さんの歌う「さよならの夏~コクリコ坂から~」は癒しの雰囲気満載の素敵なラブソングですね!
ちなみに、手嶌葵さんが「コクリコ坂から」で歌っているのはこの曲だけではありません。
劇中歌として挿入されている「朝ごはんのうた」という曲も手嶌葵さんが歌っています。
以下の記事で「朝ごはんのうた」について詳しく紹介されているため、気になる方はぜひチェックしてみてください。
【朝ごはんの歌/手嶌葵】歌詞をじっくり考える!純和風の食卓と朝の風景に垣間見える想いが温かい - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
手嶌葵さんの優しい歌声で紡がれる「朝ごはんの歌」はあのジブリ映画の挿入歌。あたたかい歌詞をじっくり味わってみませんか?
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