Mr.Children
好きな人を想う「愛」。
大事な人を想う「愛」。
社会に対して、家族に対して…。
色んな「愛」を唄う事に特化したバンド、Mr.Children。
もうバンドという名称がチープに感じるくらいだ。
今更メンバー紹介なども、必要ないだろう。
なので、早々に本題に入ろうかと思う。
本記事では、アルバム『シフクノオト』に収録されている『Any』を読み解いていく。
皆さんならどう解釈されるのか。
Mr.Childrenの世界を覗いてみよう。
『Any』
苦しみ
上辺ばかりを撫で回されて
急にすべてに嫌気がさした僕は
僕の中に潜んだ暗闇を
無理矢理ほじくり出してもがいてたようだ
出典: Any/作詞:Kazutoshi Sakurai 作曲:Kazutoshi Sakurai
表面だけを評価されている事に苦しみ、もがく。
さすがの僕もそんなのいいと思っちゃいない。
嫌なんだ。
僕の心の中はキレイな物でいっぱいな訳じゃない。
真実と嘘
真実からは嘘を
嘘からは真実を
夢中で探してきたけど
出典: Any/作詞:Kazutoshi Sakurai 作曲:Kazutoshi Sakurai
ありとあらゆる方法で、探してきた。
何をって?
嘘?真実?
自分でも分からないんだよ。
今 僕のいる場所が 探してたのと違っても
間違いじゃない きっと答えは一つじゃない
何度も手を加えた 汚れた自画像に ほら
また12色の心で 好きな背景を描きたして行く
出典: Any/作詞:Kazutoshi Sakurai 作曲:Kazutoshi Sakurai
正解なんて誰が知ってるんだい?
何回も間違ったって、その度に乗り越えて来たんだよ。
自分なりにね。
これからだって間違ったらさ、乗り越えればいいんだよ。
自分なりのやり方で、自分の方法でさ。
いろんな事を犠牲にして 巻き沿いにして
悦に浸って走った自分を時代のせいにしたんだ
「もっといいことはないか?」って言いながら
卓上の空論を振り回してばっか
出典: Any/作詞:Kazutoshi Sakurai 作曲:Kazutoshi Sakurai
自分の実力だって高括ってたんだ。
悪いのは僕じゃなくて、受け入れない世間だって。
何がしたいのかも分からないのに、欲しがるばっかでさ。
まったく意味なんてないのに…。
ここで自分の犯した間違いに気付きます。
もしかしたら分かっていたけどやっていた、という所もあるのかもしれませんね。
若さゆえでしょうか?
そして僕は知ってしまった
小手先でやりくりしたって
何一つ変えられはしない
出典: Any/作詞:Kazutoshi Sakurai 作曲:Kazutoshi Sakurai
ここへ来て、気が付いちゃったんだよ。
器用なフリして、「やってやった」みたいなのって、そんなの皆分かっちゃうよ。
響きゃしないよ。
今 僕のいる場所が 望んだものと違っても
悪くはない きっと答えは一つじゃない
「愛してる」と君が言う 口先だけだとしても
たまらなく嬉しくなるから それもまた僕にとって真実
出典: Any/作詞:Kazutoshi Sakurai 作曲:Kazutoshi Sakurai
何が真実なのかは分かっています。
「自分の心が響いたら」。
他人が見て間違っていても、自分にとっては紛れもなく真実なんですよね。
自分でも分からないながらに、真実の意味を周りに教えたいのでしょう。
見渡してごらん
交差点 信号機 排気ガスの匂い
クラクション 壁の落書き 破られたポスター
出典: Any/作詞:Kazutoshi Sakurai 作曲:Kazutoshi Sakurai