水曜日のカンパネラ「ラー」とは?
「ラー」は2015年11月11日に発売された水曜日のカンパネラの5枚目のアルバム『ジパング』に収録されている楽曲です。
ところで、歴史上の人物や、キャラクターなどを楽曲の題材とすることが多い水曜日のカンパネラですが、「ラー」って何か説明できますか?
聞いたことぐらいはあるけど詳しくはよくわからない...という方が多いのではないでしょうか。
まずは今回モチーフになっている「ラー」について簡単に紹介します!
「ラー」って...エジプトの...何?!
ラー (Ra) 、あるいはレー (Re) は、エジプト神話における太陽神である。
語源はエジプト語でそのまま、「Ra」(太陽)。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ラー
「ラー」とは、要するにエジプト神話における太陽神なんですね。
画像の中央のハヤブサの頭で描かれているのが「ラー」です。
エジプト神話の中でもヘリオポリス創世神話の中では天地創造の神アトゥムと同一視されることで、創造神としても信仰されました。
地域や時代の流れによってその解釈は変わっていくのですが、エジプトの神話の中で最も重要な神と言っても過言ではないでしょう。
では、水曜日のカンパネラの本作では、「ラー」をどんな世界観で表現しているのでしょう。
まずは、毎回独自の世界観で注目を集めるMVを見てみましょう。
「ラー」のMVが眩しすぎる...!黄金の宮殿でコムアイが〇〇に!?
黄金の宮殿と古代エジプトのプトレマイオス朝最後のファラオであるクレオパトラ7世に扮したコムアイが印象的ですね。
エジプトの古代文字であるヒエログリフとともに、"What is beauty?"、"Who is the greatest in this world?"と問いかける哲学的な要素も。
しかし、やっぱり気になるのは、宮殿の形とダンスではないでしょうか。
ピラミッドではなく、四角い建物で、どこかで見たような形ですよね。
またダンスも、コミカルな振り付けが織り交ぜられています。
これは一体何なのでしょうか...?!
金色のお米の上にいるコムアイ?!日清カレーメシとのコラボ!
知っている方もいると思いますが、「ラー」は日清カレーメシとのコラボ楽曲なんです。
上の映像は幾度となくライブでコラボした様子をまとめた映像で、現在は公開されていませんが、コラボバージョンのMVもありましたね。
ただ、通常のMVにもカレーメシの要素が隠されています。
まず、ピラミッドではなく四角い形の宮殿にいたのは、カレーメシのカップの形だったんですね。
カップの形は他にも宝箱風に登場しているシーンもあります。
そして、振り付けにもカレーメシCMの"ペコチン"ダンスが入っています。
お腹が空いたらカレーメシをチンして食べようといった意味のダンスですね。
かっこいい雰囲気のMVの中に上手に織り交ぜられていました。
また、クレオパトラに扮したコムアイがスプーンを口に運ぶシーンでは、金色のお米のようなオブジェの上に乗っていましたね。
この金色の米粒も、カレーメシのマスコットキャラクターであるカレーメシくんを彷彿とさせる形です。
さて、MVはカレーメシの要素が多く取り入れられた内容でしたが、歌詞の内容も商品に合わせた内容になっているのか...!?
次は歌詞をピックアップして紹介します!
水曜日のカンパネラ「ラー」の歌詞を解釈!
ここからは水曜日のカンパネラの「ラー」の歌詞をピックアップして紹介します。
カレーメシと太陽神がどう絡み合うのかに注目ですよ。
ライスとルーで「ラー」?!驚愕の発想がいきなり飛び出す歌い出しの歌詞!
ふたを開けて Shine
心解かせ Joy
CURRYの鮮やかな
YELLOWから
輝くルー太陽神ラー
みなぎるピラミッドパワー(ペーペコチンダンス)
かつて無かった新しい形
大地に降り立つ第3の刺客
ルーとライスがヘリオポリスから
届けるハーモニー (So Just Eat It)
出典: ラー/作詞:ケンモチヒデフミ 作曲:ケンモチヒデフミ
蓋を開けた瞬間の香りが広がる様子や、ルーが照り輝いている様子を表現している歌い出しですね。
カレーメシということで、ルーと、ライスで「ラー」だったんですね。
カップヌードル界に新たに降り立った「刺客」としてのご飯。
それは、太陽神のように光り輝く新たな存在。
こんな風に紹介されると、黄色い米粒であるカレーメシくんも太陽と重なるような神々しさを纏い始める気がしますね...。
太陽神を崇め讃えよと言わんばかりにカレーメシを褒めちぎる歌詞。
続きの歌詞も見ていきましょう。