"このところ僕は、この世界の道を歩きながらこんなことを考えていた
どうして僕はこんなにも大きな過ちを無視していたんだろうって
彼女は僕に「それが思春期ってものよ」と教えてくれた
だから僕は、できるだけのことはやってみるんだ"

「君」が教えてくれた誠実な生き方

後半で書かれた「this huge mistakes(大きな過ち)」は、前に出てきた「trying to prevent this fate(運命を避けようとしたこと)」だと思います。
「君」と出会い、愛を知ったことで、彼の心は変化を迎えます。
なんとなくうまくやってきた人生から、誠実に、様々なことへ挑戦していく人生へと、生き方自体も変わっていったのです。

サビの歌詞&和訳を紹介

I've been singing I've been dreaming I've been doing everything
But even though all I could do is just a bit and its kind a sad
Such as screaming in the toilet and use all the toilet papers
And polluting all the air producing carbon dioxide

出典: バグパイプ/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎

"僕はずっと歌い続ける、夢を見続ける、何でもやり続ける
もしかしたら、僕ができるのはほんの少しの、しかも悲しいことだけかもしれない
ちょうど、トイレでトイレットペーパーを全部使い切って叫んだり、
空気を汚して二酸化炭素を生み出したりするようなものかもしれない"

Now I had enough of it and now's the time to final it but
Though I tried to kill myself my genius won't let go
And so I'm here today again

出典: バグパイプ/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎

"最近はそんなことばっかりだったし、今こそ終わりの時だとも思った
僕は自分自身を殺そうとした、でも僕の心はそうさせてくれなかった
だから僕は、今日もまたこの場所にいるんだ"

野田洋次郎自身の生き方も窺える歌詞?!

【バグパイプ/RADWIMPS】謎を感じさせる歌詞を和訳して徹底紹介!そこに秘められた意味とは?の画像
「歌い続ける、夢を見続ける、何でもやり続ける」と始まるサビの歌詞は、この曲を作詞作曲した野田さん自身の生き様を表しているようにも感じられます。
色々なことをやってはみるけれど、それはちっぽけなことに過ぎないかもしれない。
それが虚しくなり、止めてしまおうとさえ思ったけれど、そうはせずに今日も生き続ける。
そう歌うこの歌詞は、バンドに加えてソロ・プロジェクトや俳優業なども務める野田さんの姿を彷彿とさせます。
2度目に出てくるサビではさらに、こんな歌詞が続きます。

Every time you call my name you make me feel awake again
And so ...

出典: バグパイプ/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎

"いつだって、君が僕の名前を呼んでくれることで
僕は生きた心地がするって思えるんだ
だから…"
野田さんは「洋次郎!」と呼ばれるのが嬉しい、とライブの際にしばしば口にします。
この歌詞もどこか、野田さん自身の姿を映し出しているかのように感じてなりません。

「生き方」を改めて提案するラスト

There's no time living twice a time
But there's plenty of time living nice and high
Well so am I, Am I? Am I? Am I?

出典: バグパイプ/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎

"二度も生きられるほどの時間はない、けれど
今よりも素敵に生きるための時間はたっぷりある
だから僕はそうありたいと思うんだけど?"

There's no time for you to find it out
But there's plenty of time for you to shout it out
And so do I, Do I? Do I? Do I?

出典: バグパイプ/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎

"君には「それ」を見つけるだけの時間はない、けれど
「それ」を大声で叫ぶための時間はたっぷりある
だから、僕もそうしていいよね?"