続けて2つ目の解釈ですが、これは「太陽のような存在感」を表現しています。
太陽といえば、人々を明るく照らすだけでなくあたたかさも感じさせるものですね。
そんな風に、大好きな君をやさしく包み込んでいたい、という僕の願いを表しているのです。
大好きな君と2人の時間
愛の言葉はテレるけど
ただ僕のために 伸ばした髪が愛しいよ
誇れる物などないけど
君だけのために 涙を枯らしてみせよう
色褪せた世界で 誓いの口づけして
君と二人で 世界を何色に変える?
出典: HEAVEN/作詞:yasu 作曲:yasu
読むだけでキュンとする、愛を伝える言葉が並んでいます。
ここは捉え方によって、時間軸が大きく変わる部分です。
解釈①:過去を思い返して
まず1つ目の解釈ですが、これは完全に過去の回想シーンと捉えることができます。
僕が元気だった頃…大好きな君と楽しく過ごしていた頃…
そんな幸せだった日々を思い返しながら、言葉を綴っているのでしょう。
解釈②:君との日常
続いて2つ目の解釈ですが、大好きな君と過ごす日々の様子を表現しています。
まず1~2行目は、うまく言えないだけで本当は伝えたい、相手への溢れんばかりの愛が表現されています。
そして続けて3~4行目、相手への愛が溢れているばかりに、感情の揺れ動きも激しい様子がわかりますね。
最後に5~6行目では、何の変哲もない、当たり前の日々でさえ大好きな君と一緒にいれば楽しくなる。
そんな日常の様子を、モノクロからカラーへの変化に例えて綴っているのでしょう。
辛いことがあったら
決して終わりが来たって 怖くはない
じっとしていたってちょっと眠いよ
不器用に生きて だけどきらめいて
君がそう そばにいるなら
出典: HEAVEN/作詞:yasu 作曲:yasu
さて、物語も佳境に入ってきました。
ここは解釈次第で、ポジティブにもネガティブにも変わる不思議な部分です。
解釈①:力尽きる僕
1つ目の解釈は、時が戻って現在の物語が進行していきます。
2行目は、決して睡魔ゆえの「眠い」ではなく、まもなく命の灯火が消えそうな様子を表現しています。
そんな状態だから、もう大好きな君と一緒にいられない…
そのもどかしさ、苦しさ、申し訳なさ…それらを表現するのが3行目の「不器用」という言葉なのです。
そんな生き方でもキラキラと輝くことができるのは、大好きな君のおかげです。
その存在があるからこそ、胸をはって最期の最期まで命を燃やすことができているのです。
解釈②:ずっと一緒に
2つ目の解釈ですが、おなじくこちらも現在進行形の物語です。
大好きな君がいつでも一緒にいてくれることで、僕はどんな困難だって乗り越えられるんだ。
そんなことを歌っています。
大好きな君のためなら
例えばすべてを捨てて
守るモノがあるのなら
それは君じゃなきゃ意味がないんだよ
笑ってよ 君のために 僕のために
例えば君の手をとり
死ねるのなら 構わなくて
君がいれば優しい死神がきて
安らかに逝かせてくれると思うんだよ
出典: HEAVEN/作詞:yasu 作曲:yasu