扇風機の音が
どうもわからないけれど僕をせかす
出典: 青春と青春と青春/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん
この夏が終われば「君」とこうやって会えることも無くなってしまうのでしょうか。
「本当にひと夏の恋の思い出になってしまうよ」と急かされている様子が窺えます。
これ以上ど真ん中ストレートに響く相手にこれから先出会えるのでしょうか。
逃した魚は大きいということばを聞いたことがあるでしょう。
きっといま動かなければ後悔をするということを分かっています。
そのため扇風機の回転の音にすら敏感になってしまっているのでしょう。
儚い恋
熱すぎるコンクリートには
何度“好き”と書いても蒸発して
図書館でほら小さな声で話したりもしたいんだよな
出典: 青春と青春と青春/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん
「君」への気持ちは溢れるもののなかなか面と向かって言えない様子が窺えます。
言わなきゃきっと「僕」は後悔をしてしまうでしょう。
しかし言ってどう思われるのか「君」の反応が怖くて伝えられません。
そのためすぐに消えてしまう事が分かっているコンクリートに気持ちを書いてみるのです。
理想をいえばこの夏が終わっても「君」に会いたい。
図書館デートでは静かにしないといけないのでコソコソと話さなければいけません。
そのため少し顔を近付けて話すことになります。
それを妄想するだけで少しドキドキそわそわするような幸せな気持ちになれるのでしょう。
こういうデートがしたいという妄想なら何度もしている様子が読み取れます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
青い空と白い雲、青春の暑い夏の日に現れたのは「僕」の理想そのものの「君」でした。
「君」と過ごす時間はいつも眩しくて尊くて、「僕」はすっかり溶けてしまうようです。
この恋をひと夏の恋にしたくないのに少し勇気が出ないセンチメンタルな情景も浮かんできます。
ひと夏の夢物語のような恋が、どこか切なく懐かしさを感じさせてくれる歌詞になっています。
あいみょんさんの楽曲をもっと堪能したい方にはこちらの2曲がオススメです。
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