はじめに
みなさんこんにちわ。
ELLEGARDEN、聴いてますか?
「THE BOYS ARE BACK IN TOWN」ツアーまで、いよいよ2ヶ月切りましたね。
僕は当たらなかったけどね。
真夏で、しかもELLEGARDENのライブってことで、水分補給だけはほんとに注意して下さいね。
まじでスルメイカの干物のミイラみたいになっちゃいますよ。
あとは、せっかく手に入れたチケットを失くさないように、靴底にでも入れておいて下さいね。
ともあれ梅雨が明けたらいよいよ夏ですね。
今回はそんな熱い季節にぴったりな「Red Hot」をご紹介します。
ええ、こじつけです。
Red Hot
「Red Hot」は、2005年に発表されたELLEGARDENの4枚目のアルバム「RIOT ON THE GRILL」に収録されています。
一言でざっくりまとめると、「ダメ男」の歌です。
静かで寂しげなイントロと、頭空っぽ(良い意味で)の軽快な疾走感で突き進む本編のギャップが、いいかげんで哀れで、けれどどこか憎めない主人公のイメージにぴったりですよね。
一般的な歌に出てくる登場人物って、結構な確率で「完璧人間」ですよね。
「大きな悩みがあるけど、越えてゆくよ」とか、「悲しみに負けず、前に進むよ」とか、嘘つけ。
もちろん、歌を聴く時って元気が欲しかったりポジティブなエネルギーを求めますから、株に投資して大損こいた大富豪の失敗談を延々聞かされても「で?」ってなりますよ。
困難に打ち勝つ姿を見ることで、「自分も頑張ろう」って思える日もありますよ、4年に1回くらいは。
何て言うか、「飾られた理想」より、「冴えない現実」を描いてくれた方が「バカだなぁこいつ、何か元気出た」ってなることが多いんですよ、ダメな僕の場合。
そうした「肩肘張らない自然体」で元気をくれるのも、ELLEGARDENの魅力だと思うわけです。
ダメンズウォーカー
「Red Hot」の主人公はダメな男です。
ELLEGARDENの10年振りのライブに向け、なまった体を引き締めようとローカーボダイエット決行一日目の晩御飯にこってりラーメンを食べた僕なんかは、シンパシー感じまくりです。
日本に一定数生息する「ダメンズ」。
以下、ダメンズワールドカップ2018に出場した僕が、ダメンズの特徴をご紹介しておきます。
特徴1:今日できることは明日やる
夏休みの宿題を例に挙げるとわかりやすいでしょう。
ダメンズは、基本的に8月31日まで宿題を一切やりません。
最後の最後まで心置きなく遊び、最終日に一気に片付けるという男らしさから来た行動ではありません。
単純に自制心との戦いに全敗した結果です。
当然間に合うはずもなく、成績や先生の印象、ひいては今後の人生に悪い影響を与えます。
特徴2:財産の所有権の認識が甘い
ダメンズは、その生産性の低さから基本的に慢性的な経済危機に陥っています。
ですが、一般の方が思うほど危機感を感じていません。
なぜか?
それは、「僕のものは僕のもの、君のものも僕のもの」というジャイアニズム信仰が精神の奥深くに浸透しているためです。
命そのものとも言える「時間」、その時間とトレードオフして得られた「金銭」は、命とニアイコールであるはずです。
なぜ他者の命を自分と並列に考えられるのか?
それは
特徴3:地球が滅亡しても自分だけは助かると思っている
からです。
この根拠のない選民思想がダメンズ第3の特徴です。
ドラクエの主人公のように、死亡しても教会で復活できる不老不死の存在だと思っています。お前なんて良いとこひのきのぼうだバカ。
時間の貴重さに今ひとつピンと来ていないので、他者の時間を浪費させることに罪悪感を感じていません。
遭遇した場合の適切な対処
ダメンズのあまりの哀れさに慈悲の心が芽生えてしまうナイチンゲールのような人も一定数存在します。
対処法として、関わり合いを避けるのがベストですが、情に負けご飯を食べさせるなどしてしまった方もいるでしょう。
「餌付け」を行ってしまった場合、半永久的にダメンズの追尾行動が開始されてしまいます。
ここは心を鬼にして、速やかにダンボールに梱包したあと、コンゴ盆地などのなるべく人の居ない地域に配送してもらって下さい。
運送費が高いことがややネックですが、今後の出費を考えれば遥かに経済的と言えます。