【僕らの戦場/ワルキューレ】マクロスΔの楽曲の中でも中毒性が高い？！歌詞をパート割付きで徹底解説！

各地で蔓延している“ヴァールシンドローム”という奇病は、病状が進むと自我が失われ、狂暴化し、衝動のままに破壊行動をとってしまう症状が現れます。

“ヴァ―ル化”と呼ばれる症状の緩和や抑制に『ワルキューレ』の歌が効果を発揮するのですが、完治させることまではできません。

Δ小隊の一員であるエースパイロットのメッサ―は、自分がヴァ―ル化したら殺せ、とまで言っていました。

『ワルキューレ』のメンバーたちが大切に想う人たちもまた、ヴァール化の危険にさらされているのです。

たとえヴァール化したとしても、また元のあなたに戻れる、きっと奇跡は起こる、と強く願う、痛いほど切ない気持ちを感じますよね。

戦場は、いつも死と隣り合わせです。

そして、『マクロスΔ』の世界では、ヴァール化とも隣り合わせです。

それでも、前に進むためには、不安な自分もまるごと受け入れて戦う強さが必要なんですよね。

また『ワルキューレ』の歌にヴァール化を抑える効果があるのは、メンバーそれぞれがフォールドレセプターと呼ばれる、影響を抑える受容体を持っているからです。

少しニュアンスは違いますが、わかりやすく言えば体質のようなもので、誰もが持っているわけではありません。

もしも、私がフォールドレセプターを持っていなかったら。もしも、君がパイロットじゃなかったら。

きっと出会うこともなく、お互いを大切に想う気持ちや、命をかけてまで戦う気持ちなんて、知らずに過ごしていたのかもしれません。

何かを信じる力や、誰かを想う気持ち、たとえ勝てる見込みなんてなくても、諦めないで挑んでいく強い心。

「マクロスシリーズ」は、どの作品も“理屈じゃなく、最後は気持ちだ”というような、基本的に熱い物語ですよね。

もし、いつか争いも、病もない平和な銀河が訪れるなら、そしてそこに君がいてくれるなら。

私たちはそれを信じて歌い続ける、信じる力で無敵にだってなれる、という『ワルキューレ』の強い願いや、想いが詰まっているように感じますね！

ただ生きているだけなんて、死んでいるのと同じ。

血を流しながら戦って、戦い抜く。そして歌って、歌い抜くこと。

それが、私たちがここで生きている意味だ、と力強く歌い上げているフレーズ。やっぱり熱い！

命を燃やして戦う戦場、もし、この先に破滅が待っているとしても。

その未来さえ変えてみせる、そして奇跡を起こしてみせる。

そのために、戦士たちは戦い続け、『ワルキューレ』は歌い続けているのです。

「閉ざされた空」は、先が見えない、といっているのと同じかもしれません。

戦場に向かった命が戻ってくるかどうかなんて、保証はありませんよね。

「君」が飛び立った空に向かって、そして無事に帰ってきて欲しいと願う空に向かって。

『ワルキューレ』は歌い続けているのではないでしょうか。

『ワルキューレ』が歌う、アニメ『マクロスΔ』の挿入歌「僕らの戦場」をご紹介しました！

SF要素を持つアニメのため、作品をご覧になっていない方には聞き慣れない単語や名称が出てきたかと思います。

しかし、歌詞を見ていただいても分かるように、とても熱いロボットアニメでもあり、とびきり切ない恋愛アニメでもある作品です。

アニメ本編に欠かせない楽曲でもあるので、是非アニメと合わせて楽しんで欲しい楽曲です！