何度も胸撃ち抜かれた 季節と踊り狂ってた
クーラー切って窓を開けた 夕焼けのオレンジを盗め

出典: 予告/作詞:AIKO 作曲:AIKO

そして、2番です。

2番ではaikoらしい文学的な歌詞で始まっていきます。

胸を焦がすような熱い恋愛を夏の暑さに例え、クーラーなんかで冷ますことなく、君の温かな心を奪いにいかなくちゃという、恋愛に対しても前向きな姿勢を感じます。

結んだ約束はそう叶うまい ただ自転車こぐきっかけさ
回転数あげて追い越したのはその先に死ぬほど逢いたい人がいるから

出典: 予告/作詞:AIKO 作曲:AIKO

ここでの約束とは一体、何を表現しているのでしょうか。

告白やプロポーズでしょうか。

いずれにせよ簡単に叶うものではないような気がします。

しかし、相手への想いを伝えるという点においては、一直線に頑張れる1つの指標のようなものになるのではないでしょうか。

まさに、それが「死ぬほど逢いたい人がいるから」という歌詞で表現されているような気がします。

笑う
あたしだけの道をあたしは知っている
真っ最中の真ん中は愛おしい
終わらないよずっとだけどそれがいい
きっとあなたとあたしが知っている

出典: 予告/作詞:AIKO 作曲:AIKO

そして、今度のサビでは「予告」が「笑う」に変化しています。

ということは、明るい未来を暗示しているのではないでしょうか。

ここで言う明るい未来は、成就した恋愛だと考えることができます。

自分のまっすぐな気持ちを信じ、それが変わらない、そして、お互いにそれが続いていくというのはとても良い恋愛の形ではないでしょうか。

前向きな主人公だからこそ描ける恋愛の形に胸がドキドキします。

時には涙する時もある!

ある日の続き 上を向く前を向く
突然思い出して息を吸い声を吐く
もうじき頬も晴れやかだ
泣いたのは出口を探した証さ

出典: 予告/作詞:AIKO 作曲:AIKO

しかし、もちろん人間なので常にポジティブでいられるわけではないようです。

時には泣いたり、下を向いてしまう時もあるでしょう。

それでも、最後にはちゃんと前向きになれているところがこの主人公のすごいところです。

予告
あたしだけの道をあたしは知っている
変幻自在振り返れば綺麗
選べないよ ずっと だけどそれでいい
きっとあたしのあたしが知っている 

出典: 予告/作詞:AIKO 作曲:AIKO

そして、最後には1番のサビが繰り返されます。

繰り返しの歌詞にすることで、未来を明るいものにしていく暗示をより強いものに変えているのではないでしょうか。

最後の最後までとてもポジティブな歌詞で締めくくられていきます。

"予告"が導く未来の自分の姿とは?!

音楽や言葉が1つの道しるべ!

いかがでしたか?

この「予告」の歌詞では、とてもポジティブに物事を捉えていく主人公の姿が描かれていました。

リスナーにとっては、強く背中を押してくれる応援ソングになっていますね。

では、aikoにとってはどうでしょうか。

実は、aiko自身は決してポジティブに突き進むタイプではないようです。

しかし、だからこそ自分で自分の背中を押すような気持ちでこの楽曲を作ったのではないでしょうか。

音楽が言葉が1つの道しるべとなって、突き進んでいけるんだということを自分で体現していくことで、楽曲により説得力が増してきます。

この楽曲を通して、aiko自身、さらにステップアップしていきたいという強い願いや未来の彼女の姿を感じることができますね。

ミュージックビデオをチェック!

ガッツリ演奏シーンが見もの!

それでは、次にそんな「予告」のミュージックビデオにも触れていきましょう。

ホールのステージのような場所で、シックな衣裳に身を包みながらバンドを従えて演奏するシーンは見ものです。

また、途中途中でaikoらしいポップでキュートな一面も垣間見ることができて、色んなaikoを楽しめる映像に仕上がっています。