誰かを心底愛した時の変化を綴った歌詞
あなたを好きで心底愛して
こんなに切ないものなんだって声を殺して泣きました
この出逢いであたしの体が変わってゆくものなんだって
照れくさくて微笑みました
出典: 愛の病/作詞:AIKO 作曲:AIKO
初恋で訪れる自分の変化や想いを、まるでモノローグのように綴る歌詞が新鮮です。
aikoの歌詞に描かれる女性は、表情が豊かな印象があります。この歌詞でも、声を殺して泣き、微笑んでいます。
こういった真反対の表情がころころと描かれる所が、恋を知った女性らしくてかわいいポイントですね。
「愛の病」というタイトルからわかるように、本当に人のことを好きな時、病的なほどに自分に変化が現れてしまうものです。それは、嬉しいようでもあり、切なくもあります。
そんな恋愛を美しく描いた印象的な歌詞ですね。
あなたがいなくなってしまうことを想像する
明日あなたがいなくなって あさって心変わりして
いつか嫌いになられたら…
出典: 愛の病/作詞:AIKO 作曲:AIKO
恋をしている人にとって一番悲しいことは、相手から嫌われてしまうことですよね。「明日、あさって、いつか」と日を追うごとに大好きな人が遠ざかっていく想像をしている女心。
それは突然の別れよりももっと痛くて、思わず想像することをやめてしまうくらい怖いことだったのでしょう。
「…」と濁してサビへと向かう展開が実に胸を締め付けます。
そんな想像、幸せならする必要ないのですが、それでもしてしまうのが女心です。
本当の恋は少女を大人にする
永遠に治らない愛の病が
涙と孤独と幸せを運び
あたしを大人にさせました
出典: 愛の病/作詞:AIKO 作曲:AIKO
「愛の病」を通じて、歌詞に出てくる少女は大人になります。「愛の病」が運んでくれたのは、涙、孤独、幸せ。
その3つは全てきっと繋がっているのでしょう。涙が流れるほどの感情の揺れを与えてくれた存在。その存在を失うことを想像して知る孤独、そして一緒にいることの幸せ。
どれもが恋愛によって人が与えられる、成長する要素です。
永遠に治らないという言葉は、一見悲しくもありますが、それだけの病にかけてくれた相手がいることは、もしかしたら幸せなことなのかもしれません。
どうしようもなく好きな人がいる女性におすすめの「愛の病」
「愛の病」は、病的なほどに好きな人がいる女性にはぜひ聴いてほしいラブソングです。
苦しいこともありますが、苦しいことはあなたにきっと幸せも運んできてくれているはずです。
「愛の病」は誰かを一生懸命に好きになることは素敵なことだと気付かせてくれる名曲です。
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