MIYAVI vs 三浦大知「Dancing With My Fingers」歌詞・MVを公開！

揺れ動く感情と体が一体化しているような歌詞ですね。

何かに満たされたいのに何物にも満たされることのない体と心が、叫び声となって脳を揺らすのでしょう。

脳は思考、感情、記憶などあらゆる情報を集約しています。

パンクしそうなほどの情報に揺られながら、自身を支配する何かに溺れていたいと感じるのではないでしょうか。

この「Dancing With My Fingers」が何を意味するのか、はっきり言ってそれは三浦大知さんの振り付けから個々が感じ取るしかないと思います。

というのも「with my fingers」という英熟語はありませんし、直訳すれば「私の指と踊れ」となって意味不明ですよね。

ただその後の「Make you wanna scream」が「嵐になれ」という意味です。

揺れ動く自分の感情と心、叫び声に揺れる脳に支配されながら、嵐のような激しい自分になりゆくと言うことかもしれません。

これは歌詞だけを見るというよりも、ぜひMVとともに見てほしいですね。

「Dancing With My Fingers」のMVは三池崇史さんが監督を務めています。

MIYAVIさんが大ファンと言うことで実現したコラボですが、どのような内容となっているのでしょうか。

歩み寄るところから始まり、MIYAVIさんのギターが突然鳴り響くMVは、向き合った2人が前後に行ったり来たり、また並び合ったりを繰り返しながら進んでいきます。

バックは白いままで演出は一切なく、三浦大知さんの振り付けとMIYAVIさんのパフォーマンスのみで進んでいく仕様です。

個々で注目してほしいのが三浦大知さんの振り付けです。

パフォーマーとして高い評価を受けている三浦大知さん、MIYAVIさんのパフォーマンスをしっかり立てながら、つま先、指先まで神経を張り詰めた振り付けを披露しています。

白と黒の対照的な2人のように描かれたMVですが、余計な演出はいらないというのはこのことを言うのでしょう。

今回のMVの監督を務めた三池崇史さんは、「サラリーマン金太郎」や「クローズZERO」、「ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない第一章」などの有名作品を手掛けた方です。

MIYAVIさんとの対談では「人間は汚い」「汚さを第一線でどう表現するかというところと闘っている人」と評価されています。

映画を学び始めたのは大学進学の見込みがなくなったころですが、現場では俳優から投げられた質問にはすべて答えるなど熱心さが伝わってきます。

「Dancing With My Fingers」は歌詞だけでは分からないかっこよさが、MVから伝わってきます。

今までMIYAVIさんや三浦大知さんの楽曲を聞いたことがないという方も、一気に惹き込まれるのではないでしょうか。

ぜひチェックしてみてください。