コブクロの【YOU】ってどんな曲?
初のラブソング
『YOU/miss you』(ユー/ミス・ユー)は、コブクロのメジャー3枚目のシングル。2001年11月21日発売。
「YOU」は本人たちいわく、「コブクロ初のLove Songシングル」と言っているように、男の目線から描かれているラブソングである。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/YOU/miss_you
意外にも彼ら自身初めてのラブソングとのことで、大切な人を想う男心を歌った1曲になっています。
本楽曲も小渕健太郎さんの作詞作曲により、ストレートで心に響くストーリ展開。
優しく穏やかな歌声と、伸びやかな美しいハーモニーが切ないミディアムバラードがたまりません。
男性もこんなふうに切なく大切な人を愛する気持ちになるのかと、妙に切なくなります。
女性目線とは違うラブソングをぜひご堪能いただければと思います。
今回は【YOU】の歌詞を考察し、コブクロの楽曲の素晴らしさを改めて考えてみます。
まずはこちらのLIVE映像をご覧ください。
歌唱映像をチェック!
【YOU】のライブ映像
リードボーカルの黒田さんの歌い出しからすでにカッコいいオーラがでているコブクロ。
ライブですがこのCDよりもクオリティが高いのではないかと思う程の圧倒的歌唱力です。
抑揚のある歌い方で歌詞の意味がさらに心に響いてくるようです。
2人の歌声のハーモニーが美しく、聴き入ってしまいますね。
【YOU】の歌詞を考察してみよう
君を想えば何も 何も怖くはないほど
僕の中は君でいっぱいさ
壁の落書きのように 溢れ出すままつづった
この想いが ほら今 歌になる
出典: YOU/作詞:小渕健太郎 作曲:小渕健太郎
溢れてくる愛する人への募る想いが伝わってくる歌詞です。
主人公の頭の中は他に何も考えられない程「君」が支配していて、いつも「君」の事を考えています。
3行目の表現のように、アレコレ考えてのことではなく自然と君への想いが溢れてくる。
そんな意味が込められているのではないでしょうか。
この「歌」を君のために歌うように、自然と湧き上がってくる想い。
無意識に「君」のことを想ってそれを歌に込めているのがわかります。
そんな主人公の気持ちに「君」はどう応えてくれるのでしょうか?
歌詞を読み進めてみましょう。
何もしてあげられないけど君を想う気持ちだけは負けない
気のきかない言葉ばかりで
飾り立てる術(すべ)など知らない
でも強く強く 誰より君を…
出典: YOU/作詞:小渕健太郎 作曲:小渕健太郎
最後の「誰より」というフレーズから、主人公の本気度が伝わってきます。
自分を良く見せることはできないけれど、「君」を想う気持ちだけは誰にも負けません。
この主人公と「君」との関係性はどのくらい親密なものなのでしょうか?
ここまでの歌詞では、恋人というよりはまだ片思いに近い感情のような気がします。
なぜなら、恋人同士である程度の関係性があれば1、2行目のような表現にはならないと思うから。
むしろまだそこまでの関係でないから、本当なら気の利いた言葉のひとつやふたつを言うべき。
そう主人公も思っているのだと思います。
でもそれをやれるほど器用な男じゃないから…。
そんな気持ちも見え隠れします。
君の支えになれたら
言葉にはならない想い 心の中
伝えたくて きつく抱きしめてる
「君の全てをいつしか いつの日にか支えるから」
なんて言えたら
いいなぁ…!!
出典: YOU/作詞:小渕健太郎 作曲:小渕健太郎