「canvas」ってどんな曲?
2006年ごろに発表されたHY4枚目のアルバム「confidence」に収録された曲。
もう今からもう12年も前の曲なんですね。
震えます。(時の流れに)
このアルバムは仲宗根泉さんのソロ曲「NAO」が収録されていることでも有名です。
オリコンランキングでも1位を獲得するなど、かなりヒットしました。
(NAOももう一回り昔なんですね。アラサー震えます。)
作詞作曲は?
大ヒット作「AM11:00」はドラムの名嘉俊さんが作詞作曲を手掛けていますし、
「NAO」や「366日」といったソロ曲はすべて仲宗根泉さんご自身が作詞作曲しています。
基本的には、ベースの許田信介さん以外が携わることが多いようですね。
そんな中、「canvas」の作詞を手掛けたのは、ギターの宮里悠平さん。
作曲は仲宗根泉さんと2人で行っています。
イントロ部分のきれいなピアノは、仲宗根泉さんが作曲に携わったからこそのものかもしれませんね。
実はMVも……!
アルバムの3曲目という目立たない位置にいながら(失礼)、
なんとこの曲はMVも作成されています。
しかし、残念ながらYouTubeでは見ることができません。
GYAOでは公開されているので、登録されている方はぜひ下記のリンクからご覧ください……!
《HY 「canvas」》 《HY(~2012年11月)》 NHK連続テレビ小説「純と愛」の主題歌「いちばん近くに」が、いよいよリリース!
MVを見られない方のためにちょこっと解説
基本的には、演奏するメンバーをメインとして映し出しています。
ベースとなるのは、真っ白な部屋で演奏する5人全員の映像。
そこに、街を描いたような絵の前で歌う新里英之さんのソロ、
夜の海に浮かぶ月のような絵の前で歌う仲宗根泉さんのソロが差しこまれます。
時折、歌詞に沿ったイメージカットのようなものが映し出されることも。
シンプルな構成ですね。
最後は繋いだ手の写真が表示されて終わるのですが、
実はこの後にちょこっと仕掛けがあります。
映像を止めずに見ていると、もう一度サビが流れるのです!
その時に映し出されるのは、仲宗根泉さんのソロカットと同じ背景。
しかし、月の部分はボーカル新里英之さんの顔に。
そこへご立腹モードの仲宗根泉さんと、慌てて追いかけるドラム名嘉俊さんが現れます。
名嘉俊さんが仲宗根泉さんの手を掴むと、なんと仲宗根泉さんがビンタ!!(笑)
最後は一人残された名嘉俊さんが月になった新里英之さんに気づき、立ち止まるという構成です。
曲の内容は?
ざっくりまとめると、男女の別れを歌った曲。
男性と女性のすれ違う心が、双方の視点から描かれています。
どちらかというとキレイな恋の方ですね。
不倫や浮気といったドロドロ感はありません。
(誰も望んでないとは思いますが。)
歌詞をチェック!
繋いだ手を離した後にもう一度呼び止めたかった
君の手を取りにゆく事も呼ぶ事も出来なかったんだ
出典: canvas/作詞:YUHEI MIYAZATO 作曲:YUHEI MIYAZATO・IZUMI NAKASONE
こちらは男性の視点。
手を繋いでいたということは、恋人以上の関係だったのでしょう。
個人的には別れるための話し合いを散々した帰り道のイメージ。
振られた男は、最後彼女を呼び止める勇気がなかったんですね。
たった2フレーズですが、失望感が伝わってきます。
まだ温かい手のぬくもり沢山の人混みの中
記憶が思い出を描いてく昨日のように想いだす
出典: canvas/作詞:YUHEI MIYAZATO 作曲:YUHEI MIYAZATO・IZUMI NAKASONE
一方、こちらは女性の視点。
別れて人混みに入った後でも、相手の手の温もりを感じているようです。
女性が男性をどれほど大切に思っているかが伝わってきます。
ってあれ……?振ったんじゃないの……?
とも思いますが、女は身勝手な生き物。(私も女ですが)
自分で振っておきながら感傷的になったりしますよね。
そんな心情なのではないかと思います。